【速報】第91回アカデミー賞ノミネート発表『Roma/ローマ』と『女王陛下のお気に入り』が最多10ノミネート

長編ドキュメンタリー賞BEST DOCUMENTARY FEATURE

・『Hale Country This Morning, This Evening
・『Free Solo』
・『RBG
・『OF FATHERS AND SONS』
・『Minding the Gap』

昨年アメリカで大ヒットし、受賞確実と予想されていた『Won’t You Be My Neighbor?』 がまさかの落選しました。これにより、長編ドキュメンタリー賞はどれが受賞してもおかしくない状態に…。個人的にHuluオリジナルドキュメンタリーにしてオバマ全米国大統領も絶賛した『Minding the Gap』推しです。ただ、米国最高裁判所の女性判事にしてポップアイコンのルース・ベイダー・ギンズバーグに迫った『RBG』が優勢に思えます。

短編ドキュメンタリー賞BEST DOCUMENTARY SHORT SUBJECT

 ・『エンド・ゲーム 最期のあり方
 ・『Lifeboat』
 ・『A Night at the Garden』
 ・『ピリオド-羽ばたく女性たち-
 ・『Black Sheep』

短編のことはわかりません。ただ、『エンド・ゲーム 最期のあり方』はNetflixで観られるようです。

長編アニメーション賞BEST ANIMATED FEATURE FILM

・『シュガー・ラッシュ:オンライン
・『未来のミライ
・『犬ヶ島
・『スパイダーマン: スパイダーバース』
・『インクレディブル・ファミリー

ピクサー、ディズニー映画を倒しに『スパイダーマン: スパイダーバース』と『犬ヶ島』がたち憚かる。果たしてマンネリな当部門に改革の風を吹かせることはできるのだろうか?

短編アニメーション賞BEST ANIMATED SHORT FILM

・『バオ』
・『Weekends』
・『ANIMAL BEHAVIOUR』
・『ONE SMALL STEP』
・『LATE AFTERNOON』

『バオ』は観たぞ、、、『バオ』は、、、でもどれが獲るかはわかりません。

短編映画賞BEST LIVE ACTION SHORT FILM

・『DETAINMENT』
・『FAUVE
・『MARGUERITE』
・『MOTHER』
・『SKIN』

最も予想困難な部門、他の人に任せます。

外国語映画賞Best Foreign Language Film

・『ROMA/ローマ』
・『万引き家族
・『COLD WAR あの歌、2つの心』
・『Werk Ohne Autor(Never Look Away)』
・『Capharnaüm』

まさかの『バーニング 劇場版』落選。韓国映画初ノミネートならず。『ROMA/ローマ』が9割受賞するとは思うが、この部門を譲り、作品賞を受賞するようであれば『イーダ』に引き続き二度目のパヴェウ・パヴリコフスキ受賞です。ただ、アカデミー賞が大のカンヌ嫌いということを考えると、『ROMA/ローマ』が受賞しない未来はないと思われる。

最後に

今年は、全体的に大衆映画揃いなラインナップとなっています。当初、視聴率低迷に対応すべく大衆映画部門を新設するという話もありましたが、『ブラックパンサー』、『メリー・ポピンズ リターンズ』、『ボヘミアン・ラプソディ』、『アリー/スター誕生』といった作品を大量にノミネートさせることで回避したようです。(あれだけアメリカ公開時『ボヘミアン・ラプソディ』に批評家は火炎瓶を投げたのに、手の裏返しだ)その分、例年と比べると映画のレベルが低いように見えます。その証拠に、本来独立部門として孤高の存在となっている外国語映画賞の作品が他部門を支配しています。『ROMA/ローマ』だけならまだしも、『COLD WAR あの歌、2つの心』(3部門)や『善き人のためのソナタ』の監督8年ぶりの新作『Werk Ohne Autor(Never Look Away)』までもが他部門にノミネートされています。

また、今回特記すべき点はVOD会社大手3社の作品が大集結しているところにあります。Netflixからは『Roma/ローマ』、『エンド・ゲーム 最期のあり方』、『バスターのバラード』がノミネート、amazonstudiosからは『COLD WAR あの歌、2つの心』、Huluからは『Minding the Gap』がノミネートされました。

そしてブンブンが今回期待しているのは、ディズニー、ピクサーしか獲らない映画賞と悪名高い長編アニメーション賞をソニー映画『スパイダーマン: スパイダーバース』やウェス・アンダーソンの『犬ヶ島』が倒す可能性があるということです。前者は、一応マーベル=ディズニー傘下なので厳密にはまたしても感があるのですが、『スパイダーマン: スパイダーバース』は相当異色な作品なので、変わりばえのしない受賞結果に変革をもたらすと思います。今回のディズニー、ピクサー映画は、確かに傑作だが勢いが弱いだけに期待が持てそう…(『犬ヶ島』を受賞させてあげてください)。某宗教映画『宇宙の法 黎明編』はノミネートされませんでしたw

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