【釜山の映画館】Lotte Cinema Centum Cityドリンクホルダが動かせる!!

Lotte Cinema Centum City


先日、釜山国際映画祭に参加し、3つの映画館の様子を堪能することができました。今回は、初日に『マンタレイ(MANTA RAY)

』を観た劇場Lotte Cinema Centum Cityを紹介します。

その前に、釜山国際映画祭の会場事情ですが、これが非常に面白いです。Centum City駅に降りると、ブランド店が多く入っているロッテ百貨店と庶民的ショップが多く入っている新世界百貨店があり、それぞれの上層階にそれぞれシネコンが入っています。その裏手には映画の殿堂があり、そこには浅草公会堂のような大ホール、上野の水上音楽堂のような会場があり、まさしく映画祭の為だけにあるような地域となっています。今回『マンタレイ』を観にロッテ百貨店8階に行きました。

Lotte Cinema Centum City公式サイト

チケットを引換えよう!

8階に行くと、チケットブースがあります。ここで当日券を買ったり、Webチケットを有形のチケットに換えることができます。代行サービスを使うと、「チケットはチケットブースで引き換えてください」と連絡が来ますが、スマホやプリントアウトでWebチケットを見せても入ることができます。(ただ、受付の人によっては引き換えてくださいと言われる可能性があるので、来年以降行く方は、臨機応変に対応してください。)

それにしても、釜山国際映画祭のチケット料金はとても安い。通常の作品は600円、MIDNIGHT PASSIONのような特殊上映でも1,000円ぐらいで映画を楽しむことができます。

コンセッション

基本的に映画館で飲み物、食べ物を買わないので、コンセッション事情は紹介しないのだが、一応メニューは確認しました。ポップコーンセットは若干日本より高め。1200円で買えます。ただ、大きさはかなり大きく、TOHOシネマズのポップコーンのLサイズ程あります。韓国人の友だちに味について訊いたところ、「日本のよりかは不味いよww」とのことです。

ただ、メニューの種類はTOHOシネマズレベルにバラエティに富んでおり、ホットドッグや謎のスープなんかもあります。また映画館公式のコンセッションの横にカフェも併設されています。結構、こっちで購入したものを持ち込んでいる方いました。

豪華なスクリーン5

実際にスクリーン5に入ってみました。

割と段差の高い劇場です。なので、目の前に背の高い人が座っても気になりません。また、外壁は金網の奥に釜山の景色が描かれている洒落た造りをしています。

最前列もかなりスペースがあるので、一番前で観ても見辛くないと思われます。

ドリンクホルダが動かせる!!


この劇場の面白いところは、ドリンクホルダを動かせるところにあります。近年、カップルシートというものが常設されるようになったが、これなら自由にカップルシートを創り出せますね。

釜山の観客の鑑賞スタイル

実際に映画祭に来た方のマナーを見て見ましょう。今回の釜山国際映画祭は台風25号が直撃した関係で、外国人の観客がほとんどいませんでした。日本も、塩害で成田空港から通っている電車が相次いで遅延欠便していた為、現地入りできる方が少なく、本当に周り韓国人に囲まれた状態で鑑賞しました。

驚いたのは、マイナーなタイ映画にも関わらず8割型席が埋まっていたこと。さらに、老若男女いろんな人がこの難解な映画を観にやって来ていました。そして、鑑賞マナーですが、マナーに五月蝿い日本人からすると結構衝撃的なところがありました。まず、ブンブンの隣に座っていた方は、10分に1回ペースでスマホを開いていました。そして、まさかの電話もし始めていました。難解な映画だということもあり、チラホラスマホを見ます。しかし、誰も怒る人はいません。結構寛容なようです。そして、エンドロールになると、イルミネーションのように皆スマホを付け始めます。そして、次々と退場していきます。

エンドロールで退場することすら許さない人の多い日本では有り得ないような光景が目の前に広がっていました。

ただ、映画が終わると、友人同士、「あのシーンどうだった?」「難しかったよね」と次々と意見が飛び交う。Q&Aも建設的な質問が飛び交う。劇中のスマホいじりだけは、ちょっと嫌でしたが、個人的に映画館は皆で和気藹々と楽しむもの。皆想い想いに楽しみ、尚且つみんなで観ているその空間を共有している感じが強く、個人的には満足な映画体験でした。それにしても、毎度毎度言っているが、日本人はエンドロール退場に厳しすぎる気がします。

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