鳥類学者(2016)
O Ornitologo(2016)
監督:ジョアン・ペドロ・ロドリゲス
出演:ポール・アミー,
シェロ・カジアオetc
もくじ
評価:55点
ロカルノ国際映画祭で話題の
鬼才ジョアン・ペドロ・ロドリゲス
最新作が第29回東京国際映画祭でお披露目!
ブンブンは、なんとなくチケットを
取ったのだが、
どうやらロドリゲス
監督が相当カルト的監督らしく
Twitterで盛り上がっていたのだが果たして…
「鳥類学者」あらすじ
鳥類学者であるフェルナンドは、
珍しい鳥を探しに森へと入っていく。
しかし、カヌーで川を下っていたところ
急流に巻き込まれ遭難する…
とっても変な映画
これだけ聞くと、至って普通の
サバイバル映画に見えるのだが、
実に変な映画だ。
なんたって、遭難した鳥類学者
で森の中で出会う人が
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
を巡っている中国人女性コンビだったり、
ゲイの聾唖者だったり、
天狗マンだったりするのだw
しかも、鳥類学者が段々と
サバイバルを通して
スーパーパワーを身につけていき、
最後には聖アントニオ、つまり
神様になってしまうのだww
ぶっ飛んだ話でブンブン好みの筈だったのだが、
個人的にはあまり乗れませんでしたm(_ _)m
確かに、鳥を観る者から鳥に観られる者へと
変わるカメラワークは良かったのですが、
よく分からなかったな~
聖パドヴァのアントニオ
本作は聖パドヴァのアントニオの逸話をモチーフに作られている。
聖アントニオは、12世紀末に
フェルナンドとして生まれ
後にアントニオとして宣教活動を
行った人で様々な逸話を持っている。
そのエピソードが本作でも
ちりばめられており、
例えばある男が衝撃的な形で
なくしていた物をアントニオから
見つけるシーンなどに現れている。
Q&A:鳥類学者と映画監督は似ている?
Q&Aでジョアン・ペドロ・ロドリゲス監督から
いくつか面白い話を聞けました。
まずこの「鳥類学者」は、西部劇を意識して
作ったとのこと。確かに言われてみれば、
さすらいの男が引き起こす騒動という点では
西部劇っぽかったな。
また、ロドリゲス監督は元々鳥類学者に
なりたかったのだが、
結局映画監督になったとのこと。
その理由について監督は
「鳥類学者と映画監督は似ている。
何をレンズに映し、
何をレンズから取り除くのかを
こだわる点二つは一緒だ」と語っていました。
もしかすると、かなり観客のテンションが高めだったので
日本公開できるかも?
その時は是非劇場でウォッチしてみてください!
ロドリゲス監督作品予告編
↑「オー・ファンタズマ(2000)」 ↑「オデット(2005)」 ↑「男として死ぬ(2009)」 ↑「追憶のマカオ(2012)」 ↑「The King’s Body(2013)」その他上映作品とレビュー
既に鑑賞済み作品
TIFFJPで観た映画
TIFF2015の作品レビュー
コメントを残す