【悲報】第31回東京国際映画祭今年もチケット戦争でサーバーが落ちました…勉強してくれ!
今年もこのシーズンがやってきました。東京国際映画祭(TIFFJP)チケット争奪戦。毎年チケットサーバーが落ち、全世界の映画ファンの時間を盗んで大いなるフラストレーションの渦を生み出す一大イベント。フェスである。2016年に、チケットは取れてないのにクレジット決済がされる大惨事が起きて以来、TIFFJPに対する信頼は堕ちに堕ちた。昨年は、部門別に販売時間をズラすことでサーバー負荷を軽減させる策に出たが、結局サーバーは落ち、休日映画を観にいく時間を人々から奪った。
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さて、そんな悪名高い映画祭のチケット取り、今年は開催前から不安しかありません。サイトは、スマホ対応されていない。PC、webブラウザによっては、上映作品が表示されない。昨年より悪化しているではありませんか。予算が削減された為なのだろうか?
そして、運命のチケット販売大一波がやってきた。ここでは《アジアの未来》《CROSSCUT ASIA》《アジア三面鏡》《企画上映》の4部門のチケットを購入することができる。正直、この部門は目ぼしい作品が少なく、せいぜい混んでも《企画上映》ぐらいだ。しかし…
12:00サーバーはご臨終となりました
3台態勢で友人の分を頑張っているのだが、、、#東京国際映画祭
— che bunbun (@routemopsy) 2018年10月13日
12:00早速、今回最大の注目作品ラヴ・ディアスの『悪魔の季節(Season of the Devil)』のチケット取りを行いました。今回は友人3人で、プレミアムシート狙い。昨年の場合、1度に取れる席は2席まで。なので、一人の友人には個人で頑張ってもらうことにした。自分と相方が席を押さえ次第、その友達に場所を教え、その隣を取ってもらう方式だ。しかし、開始、早々全く繋がりません。
HTTP500内部エラーが出たり、チケット購入ボタンがようやく出る画面にまで飛べ、そこから座席選択画面に行こうとしたら、「混雑中です 時間をおいて、再度アクセスしてください。」という悲しいメッセージが出る。パソコン3台体勢、macのノートPC、ASUSのノートPC、ASUSのデスクトップPCと様々なデバイスで挑むが悉く弾かれる。必死にCtrl+F5キーを連打するが全く繋がらないのだ。
ようやく20分粘り、チケットを押さえることができたが、フラストレーション溜まりまくり。これを16:00と明日、日曜日の12:00にも行わないといけないのかと思うと気が思い。まあ、チケット取りの鬼故、無事友人全員のチケットを、それも特等席で取れたので大満足だが、一向に前回から学ばない東京国際映画祭の運営方針に腹が立ってきました。
サーバーが落ちる原因というのはbotというのは既にわかりきっている事。「e+」(イープラス)が、アカマイ・テクノロジーズのbot検知システムを導入
して、チケット購入アクセスの9割がbotだと判明し、それを機械学習で駆逐するシステムを構築した。東京国際映画祭もアジア最大級と謳うのであれば、こういった最先端の技術を導入すべきだ。また、釜山国際映画祭のように、botが暴れまわってもチケットが取れるような強固なサーバーを構築すべきである(釜山国際映画祭のチケット取りに挑んだ友人曰く東京国際映画祭のようにサーバーが落ちることはなかったとのこと)。ゲストを減らしてでも、こういった基礎中の基礎を固めないと、いつまで立っても底辺な映画祭のまま日本の映画ファンはもちろん、世界の業界人からも嘲笑される映画祭のままだぞ!運営サイドよ、来年こそ頑張ってくれ!!
おまけ:このアンケート、要りますか?
毎回思うのだが、チケット購入時にアンケートで年代と住んでいる地域を訊かれる。これって意味があるのだろうか?単に購入の手間を取っているだけにしか見えない。しかも外国人が購入する場合にでも、住んでいる地域を答えないといけない。そういうのは会場のアンケート用紙でやっていただきたいものだ。
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