【 #死ぬまでに観たい映画1001本 】『西部の人』ゲイリー・クーパーはつらいよ

西部の人(1958)
MAN OF THE WEST

監督:アンソニー・マン
出演:ゲイリー・クーパー、リー・J・コッブ、ジュリー・ロンドン、アーサー・オコンネル、ジャック・ロード、ジョン・デナー、ローヤル・ダーノ、ロバート・J・ウィルクetc

評価:70点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

「死ぬまでに観たい映画1001本」掲載の西部劇『西部の人』を鑑賞した。

『西部の人』あらすじ

1874年秋、リンク・ジョーンズ(ゲイリー・クーパー)と名のる背の高い男が、西部クロスカットの町から汽車にのった。車中彼を田舎者とみたいかさま師のサム・ビースリーが、住む町の代表として学校教師を迎えに行くという彼から金をまきあげようと、これも車中にいた歌い手女ビリー・エリス(ジュリー・ロンドン)を紹介したが、そんな手にのるリンクではなかった。記者が燃料を積むため山間に停車した時、突然3人の騎馬の男が襲撃してきた。応戦しながら列車は急いで発車し、リンクとサムとビリーだけが身ひとつでとり残されてしまった。

映画.comより引用

ゲイリー・クーパーはつらいよ

ゲイリー・クーパー演じる大男が、列車に乗る。ここで奇妙な緊迫感が生まれる。狭い座席に座ろうとするのだが、なかなか足が収まらず、前の人にガンガンぶつかり睨まらる。掴まる場所もないので、列車が動く度に前の人に被害を与え、殴り合いの喧嘩が起きてしまう一歩手前の状況が持続する。ようやく落ち着くと、おっさんが隣に無理やり座ってきて語りかける。いやいや対応している中、強盗集団に記者を襲われ、彼と、謎の女と共に行動するようになる。しかし、行動する先で悪党に捕まり、地獄旅となる。ひたすらゲイリー・クーパーがかわいそうな映画だ。いく先々で3人は悪党に捕まり、暴力に遭っていく。殴り合いや銃撃戦が始まるのだが、いちいち長くて泥沼のような戦いに発展していく。アメリカの西部劇にしては、生々しい戦いを中心に描かれている作品であった。残り7本。

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※MUBIより画像引用

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