【 #死ぬまでに観たい映画1001本 】『アモーレス・ペロス』フルマラソン最後の作品

アモーレス・ペロス(1999)
AMORES PERROS

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:エミリオ・エチェバリア、ガエル・ガルシア・ベルナル、ゴヤ・トレド、アルバロ・ゲレロetc

評価:70点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

「死ぬまでに観たい映画1001本」フルマラソン最後の作品はアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ『アモーレス・ペロス』にした。自分が映画にハマり始めた、中学高校時代はTSUTAYA全盛期であった。TSUTAYAに行くたびにこの映画と目が合ったものの、借りることなく10年以上の歳月が経ってしまった。最後の作品は、序盤で出会うような映画にしようとこの映画に決めた。2023年3月14日9:30頃「死ぬまでに観たい映画1001本」フルマラソンが完了した。

『アモーレス・ペロス』あらすじ

メキシコの鬼才アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの長編監督デビュー作。メキシコシティーを舞台に、ひとつの交通事故を軸に交錯する3人の男女の愛の悲劇を3部構成で描く。ダウンタウンで暮らす青年オクタビオは、兄ラミロの妻スサナに恋している。ラミロは遊ぶ金欲しさに強盗を重ね、スサナにつらく当たっていた。オクタビオはスサナを救うため、闘犬で金を貯めて彼女と駆け落ちしようと考える。一方、人気モデルのバレリアは妻子のある雑誌編集長ダニエルと不倫している。ダニエルは妻との別居を決意し、2人はバレリアの愛犬とともに幸せな同棲生活を始めるが……。元大学教授の殺し屋エル・チーボは、廃墟のような家でたくさんの犬に囲まれて暮らしている。彼は殺しの標的を尾行する一方で、かつて捨てた自分の娘マルの後を追い家に忍び込む。オクタビオ役のガエル・ガルシア・ベルナルは本作が初の長編映画。カンヌ国際映画祭批評家週間グランプリや、東京国際映画祭のグランプリを受賞するなど、国際的に高い評価を得ている。

映画.comより引用

フルマラソン最後の作品

『21グラム』や『バベル』を観た時にも感じたが、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督は群像劇としてはそこまで上手いとは思えず、勢いと感傷的な雰囲気で押し切るイメージがある。長編デビュー作の『アモーレス・ペロス』も同様だ。カーチェイスの末に起きた事故を中心に3種類の物語を紡いでいく内容となっているのだが、荒々しいカット割りで誤魔化されている感が否めなかった。しかしながら、第2章がとても面白かった。新居に引っ越してそうそう、妻が床に大穴を開けてしまう。ある日、ペットの犬がその穴に入ったきり出てこなくなってしまう。夜になると、床下から悲しげな犬の声が聞こえてくる。交通事故で歩けない妻は、自分の境遇と重ね合わせ、夫に懇願するが温度差の違いからフラストレーションが溜まっていく。絶妙に見えそうで見えない穴の深淵、突然鳴り始める電話が恐怖を増幅させていく。家にポッカリできた穴でここまで繊細な心理劇を描けるのかと驚かされたのであった。

「死ぬまでに観たい映画1001本」関連記事

「死ぬまでに観たい映画1001本」全作品を鑑賞してみた感想
【 #死ぬまでに観たい映画1001本 】『天使の顔』この状態で入れる保険はありますか?
【 #死ぬまでに観たい映画1001本 】『スウィート ヒアアフター』人を引き裂くロジックの破綻
【 #死ぬまでに観たい映画1001本 】『天国への階段』登って降って迷える魂

※MUBIより画像引用

created by Rinker
ネコ・パブリッシング