【備忘録】神ラインナップな第23回釜山国際映画祭で観たい作品リスト

優先度B:できれば観たい

別に観れなくてもいいが、優先して観たい作品群です。

Our Time

監督:カルロス・レイガダス
出演:カルロス・レイガダス

映画祭特化ブログ《海から始まる!?》から完成する気がしないと言われたメキシコの鬼才:カルロス・レイガダスの作品が爆誕!なんと3時間のバケモノ難解映画としてヴェネチアにも出品されました。矢田部さんは、レイガダスファンで『静かな光』『闇のあとの光』をTIFFに持ってきていることから、恐らく今回も東京に持ってきてくれることを期待しているが、もし東京に来なかった場合、日本で本作を拝める可能性は絶望的だろう。カンヌでの酷評に付和雷同となったせいか、『闇のあとの光』劇場公開時、日本でもボロクソに叩かれた記憶がある(確かにワケワカメな作品ではある)。それだけに機会があれば観ておきたい。

Border

監督:Ali ABBASI
出演:EVA MELANDER,EERO MILONOFF etc

カンヌである視点部門を仕留めたスウェーデン映画。顔はグチャグチャだが、その代わりに違法物を持っているかどうかを判別できる超能力を持った空港職員が事件に巻き込まれるスリラー。カンヌでの評判も高く、またユニークなあらすじに惹き込まれた。いつかヒューマントラストシネマ渋谷あたりで上映しそうだが、非常に興味がある。

The Wild Pear Tree

監督:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
出演:Aydin Doğu DEMİRKOL,Murat CEMCİR etc

雪の轍

』でパルムドールを受賞したトルコの巨匠ジェイラン監督新作。東京国際映画祭では彼の長編デビュー作『カサバ

』が東京シルバー賞を受賞している為、TIFFに出品される可能性は十分考えられる。しかし、ジェイラン映画のファンであるブンブンはこの作品をいち早く観たい。

High Life

監督:クレール・ドゥニ
出演:ロバート・パティンソン、ジュリエット・ビノシュetc

昨年、大寺さんのクレール・ドゥニ講義で知ったまさかのSF映画。フランソワ・トリュフォーが『華氏451』を撮った並みに、ちょっと何言っているのか分からない案件だ。クレール・ドゥニ作品は、日本では映画祭でしか観られない監督の一人で、主演がロバート・パティンソン、ジュリエット・ビノシュでも平気で日本未公開になりそう。一応、昨年『レット・ザ・サンシャイン・イン』

がTIFFで上映されたので、東京に来る可能性はあるが、TIFF映画って雰囲気がない。来年のアンスティチュ・フランセの特集まで待たなきゃならないかもしれないのでできれば観たい。

BURNING

監督:イ・チャンドン
出演:ユ・アイン、スティーブン・ユァンetc

村上春樹の『納屋を焼く』をまさかの鬼才イ・チャンドンが映画化!今回、一緒に観に行く映画仲間は既に鑑賞済みで、今年ベスト!2回観たと絶賛している。イ・チャンドンは『シークレット・サンシャイン』、『ポエトリー』と高校生時代に度ハマりした懐かしの監督だけに、これは観てみたい。東京フィルメックスがああなってしまった以上、今年中に観るのはここが最後のチャンスだけに、できれば観ておきたい。

RAFIKI

監督:Wanuri Kahiu
出演: Patricia Amira, Muthoni Gathecha etc

カンヌ国際映画祭、ある視点部門に出品されるものの政府から上映禁止命令が出されてしまったケニアのレズビアン映画。カンヌ国際映画祭での批評家評は、結構微妙だったのだが、予告編のヴィジュアルにブンブンは興味を抱いた。矢田部さんは賞賛していたので、TIFFで上映される可能性もあるが果たして…

LAKBAYAN

監督:ブリランテ・メンドーサ、ラヴ・ディアス、Kidlat TAHIMIK
出演:Joem Bascon,Nanding Josef,Bart Guingona etc

なんと珍しくラヴ・ディアスにしては短い映画。現代フィリピン映画を代表する3人の監督がフィリピン北部のルソン島、南部のミンダナオ島、中部のヴィサヤス島を舞台にショートフィルムを撮った。本作はオムニバス形式でフィリピン史を描いた作品。ラヴ・ディアス、ブリランテ・メンドーサ好きには気になる作品だ。

3 FACES

監督:ジャファール・パナヒ
出演:Behnaz Jafari,Jafar Panahi etc

アッバス・キアロスタミの血を継ぐ巨匠ジャファール・パナヒ監督による『人生タクシー

』の姉妹作。タクシーの中から見えるイラン社会の構造を時にユーモラス、時にシニカルに描いた作品。例年であれば、フィルメックスで彼の作品が観られるのだが、オフィス北野が撤退した後にこの作品が上映できるか、正直微妙なところ。彼の作品は日本公開が数年後になりやすいので押さえておきたい。

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