2021映画

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『ヤクザと家族 The Family』新時代のヤクザ映画と思ったら旧態依然だった。

友人から『ヤクザと家族 The Family』を観てほしいとリクエストをいただいたので観てみました。藤井道人監督は『宇宙でいちばんあかるい屋根』を観た時に、海外の映画祭を意識している監督なんだなと思って、内向きになりやすい日本映画界にとって重要な監督であることは間違いありません。さて、彼がヤクザ映画に挑んだということで観てみたのですが、これがなかなか困った映画でありました。

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【アフリカ映画】第27回ワガドゥグ全アフリカ映画祭ラインナップ発表

皆さんはブルキナファソをご存知だろうか?アフリカ北西部に位置する国である。ここで2年に一度、アフリカ人のアフリカ人によるアフリカ人のための映画祭ワガドゥグ全アフリカ映画祭(FESPACO)が開催されている。映画に詳しい方もブルキナファソと映画はあまりピンと来ないかと思うが、アフリカ映画史に置いてブルキナファソは非常に重要な拠点となっている。

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【ネタバレ考察】『映画 おかあさんといっしょ ヘンテコ世界からの脱出!』ユーザはマニュアルを読まない

また2作目『映画 おかあさんといっしょ すりかえかめんをつかまえろ!』では、前作がオムニバス形式だったのに対し、一直線の物語に挑戦する。敵役すりかえ仮面(小林よしひさ)が何故イタズラするのかを掘り下げる。その理由が、イタズラをして他者に認知してもらわねば消滅する運命を抱えていたというもので、いじめっこを排除することが平和に繋がらないことを訴えていた。子ども映画の倫理譚は『それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星』における産業廃棄物問題を始めとして深い領域まで掘り進めており感銘を受ける。また、映像面でもフレームの外側を活用し、ガラピコぷ〜の民が目に映らぬところでどんちゃん騒ぎする様子が描かれている。幼児の眼を信じての演出。スクリーンには草むらしか映ってないのに、幼児たちが爆笑していたのが印象的であった。

さて、今回シリーズ3作目ということで朝イチで観てきました。

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【フランス団地映画】『GAGARINE』団地は青かった

カンヌレーベル2020に選出されたファニー・リアタール、ジェレミー・トルイ長編デビュー作『GAGARINE』を観ました。本作は2015年の短編映画の長編映画化であり、パリ郊外にある公営団地シテ・ガガーリンの解体直前に撮影された作品だ。シテ・ガガーリンは1961年に建設、1963年に落成した。ソビエト宇宙飛行士ユーリイ・ガガーリンに因んで命名され、落成式には彼も訪れている。しかし、70年代からフランスの産業構造の変化に伴い、団地を離れる人が増えていき、団地を維持するために移民を受け入れるようになった。そして2019年から解体工事が始まり2020年、完全に取り壊された。本作は、そんなシテ・ガガーリンの最期がドラマチックに描かれた傑作であった。

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『鳩の撃退法』藤原竜也から煌めく胡散臭さを引き出す方法

私も映画好きとしてよく訊かれるのですが、正直「あなたの生涯ベストを教えてください」よりも難しい。というのも、私はあまり俳優で映画を観ることはな異からだ。なので、好きな俳優はほとんどいないのが実情である。特に女優は困る。仕方がないのでエル・ファニングと言ったりして誤魔化している。そんな私にも、積極的に拝みたい俳優は数人いる。ジェイソン・ステイサム、草彅剛、そして藤原竜也だ。彼らが出ていると元気が貰える。観るレッドブルとして出演作が公開されれば、なるべく観に行きます。

さて、今回は藤原竜也The Movie『鳩の撃退法』を観に行きました。

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【ウガンダ映画】『誰がキャプテン・アレックスを殺したか』これぞWCU(ワカリウッド・シネマティック・ユニバース)

新宿ピカデリーで開催中の「エクストリーム!アフリカン・ムービーフェスティバル」でウガンダ、ワカリウッド映画が上映されている。ワカリウッドユニバース2010年作品『誰がキャプテン・アレックスを殺したか』を観ました。