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地球の急ぎ方 キューバ編~チェ・ゲバラの軌跡を辿る~

地球の急ぎ方 キューバ編~チェ・ゲバラの軌跡を辿る~

地球の急ぎ方 キューバ編~チェ・ゲバラの軌跡を辿る~


この夏に行ったキューバ旅行。初日は、チェ・ゲバラの軌跡を巡るツアーに参加しました。

ゲバラ博物館/カバーニャ要塞(Fortaleza de San Carlos de La Cabana)


1982年にユネスコ世界遺産に登録された『ハバナ旧市街とその要塞群』。登録基準(4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。(5) ある文化(または複数の文化)を代表する伝統的集落、あるいは陸上ないし海上利用の際立った例。もしくは特に不可逆的な変化の中で存続が危ぶまれている人と環境の関わりあいの際立った例。の2つで登録されたこの遺産は、4つの城塞(フエルサ要塞、モロ要塞、プンタ要塞、カバーニャ要塞)とオールド・ハバナにある4つの施設から成り立っている。

↑カピトリオ(旧国会議事堂)。

↑モロ要塞



↑カバーニャ要塞を守る大砲。現在は毎晩21時に、Cañonazoと呼ばれる大砲の儀式が行われます。


そんな『ハバナ旧市街とその要塞群』の構成遺産の一つカバーニャ要塞の中に、ゲバラ博物館がある。ここはカバーニャ要塞司令官としてチェ・ゲバラが実際に執務していた場所を博物館にしたところです。中では、『モーターサイクル・ダイアリーズ』時代、アルベルト・グラナードと共にポデローサに跨り南米を旅した記録から、キューバの国立銀行総裁に就任してから発行された紙幣、ボリビアで暗殺された時の様子の説明まで展示されていました。いつもはこの手の博物館に行っても、事前勉強していないが故にあまりガイドさんの説明が頭に入ってこないのだが、今回はチェ・ゲバラについてある程度調べてきているだけにガイドさんの話がスルスル入る。そしてチェ・ゲバラ好き同士会話が盛り上がります。そしてガイドさんから話を聞くまで知らなかったのだが、グランマ号の話はショッキングでした。

1956年のキューバ革命時代に、当時メキシコ亡命中だったフィデル・カストロがチェ・ゲバラと同志とでキューバ再上陸する際に、《グランマ号》という小舟を使った。この小舟の店員は12人にも関わらず、実際には82名が乗り込み、1週間かけてキューバを目指したとのこと。社会科の資料集によく掲載されているインドの列車を彷彿させるような過積載っぷりに目玉が飛び出しそうになった。幾ら何でも無茶苦茶すぎるでしょう。実際に衛生的な問題で多数の死者も出たとのこと。

↑ゲバラの肖像とパチリ

第一ゲバラ邸宅(Centro Cultural Casa del Che)



↑普通にクラシックカーがそこら中に停まっています。


カバーニャ要塞から東に進んだところ、彫刻家Jilma Maderaが1953に建てたChrist of Havanaが見える。カララ大理石で作られたこのインパクトあるキリスト像は、バティスタ政権下にイタリアで作った67ものパーツを運び出して、ここハバナにて建立されたとのこと。そんなChrist of Havanaの向かいに、《Che》という筆記体文字が玄関に掲げられた建物がある。こここそが、第一ゲバラ邸宅だ。


1959年にゲバラ含む革命軍がハバナを占領した際の最初の拠点として使われた場所だ。ここには、ゲバラのファンアートや寝室、そして革命中実際に使われた武器などが置いてあります。実際にゲバラら革命軍が使用していた銃を見ると、非常に簡易的で、東京マルイのエアガンの方がよっぽど攻撃力が高いのではと思わずにはいられませんでした。また、ここではゲバラが愛していたチェスの展示もされており、半世紀前、彼がここでチェスを嗜んでいた面影を感じることができます。

革命広場(Plaza de la Revolucion)


ハバナといえば、一番有名といっても過言ではない革命広場があります。メーデーや集会の際に使われる。実際にフィデル・カストロが亡くなった際にも使用されました。社会主義国故か、東京ドーム1個分はありそうな広い広い広場となっています。

内務省にはチェ・ゲバラの肖像が金属アートで描かれています。

また、情報通信省にはカストロと共にモンカダ兵営襲撃を行った革命家カミロ・シエンフエゴス・ゴリアランの肖像が描かれています。


正面に見える巨大な塔はキューバ建国の父とも言われるホセ・マルティの記念博物館になっています。塔に登るには1CUC(100円)かかりますが、広場をじっくり見渡すことができます。


ゲバラ研究所/ゲバラ第2邸宅前(Centro de Estudios CHE Guevara)


最後に、2007年にオープンしたゲバラ研究所に行きました。ここは、文字通りチェ・ゲバラの思想について研究しているところで、ガイドさんの話によると親族も住んでいるとのこと。非常に真面目な場所故、タクシーで来る際には、少し離れた場所で降車しないといけないんだそうです。この日は、入場できないとのことだったので、外観だけ撮影しました。

最後に…


↑Fieles a nuestra HISTORIA(私たちの歴史に忠実)。と書かれている。

↑Y, mis sueños no tendrán le FRONTERAS(私の夢に国境はない).という熱い格言が書かれている。

↑La palabra enseña el ejemplo guía(その言葉は指導的な実例を教える).と書かれている。

今回、チェ・ゲバラの軌跡を辿ることができて非常に満足しました。思えば、キューバは非常にチェ・ゲバラ愛が強く、一度車を走らせると、至る所で彼の肖像と格言が書かれた看板に遭遇します。社会主義国ならでは、全く企業の看板を見かけません。これがまた新鮮でした。


↑ガイドさんからゲバラの肖像が書かれた3兌換ペソをもらいましたw

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