ファントマの逆襲(1913)
Le Mort qui tue(1913)
監督:ルイ・フイヤード
出演:ルネ・ナヴァール、エドモン・ブレオン、
ジョルジュ・メルシオールetc
評価:40点
ゴーモン特集『ファントマ』シリーズ3作目のレビューです。
『ファントマの逆襲』あらすじ
前作の衝撃的なラストにより、主人公がジューヴ警部からジェローム・ファンドールへ変更。ファントマをまたしても逃してしまった。消えたジューヴ警部の敵討ちを果たすために、ファンドールは躍起になってファントマを探す。すると、闇の組織の影がチラつき始める…観客にとっても逆襲
フランス語を学んだことがある人ほど間違える。Fantômasの発音。フランスでは、『ファントマス』とsを発音するのだ。通常フランス語では、最後の子音は読まないだけに意外だ。
さて、そんは『ファントマ』第3話は雰囲気ががらりと変わる。衝撃的なクライマックスを迎えた第2話。主人公はそれにより、ジューヴ警部からファンドールへと変わる。ファントマの闇の暗躍が中心となる。ちょっと睡魔のレベルが桁違い。魔法「寝る損・マンデラ」を唱えるものの、第3話から放たれる全体魔法「ねるねるねるね」には敵わず、会場はブンブンだけではなく、多くが深遠なる眠りの世界へと誘われていった。
しかし、ラスト20分に待ち受ける怒涛の展開に飛び上がる。消えたはずのジューヴ警部が思わぬ形で復活するのだ。そのトリックによる騙し打ちは観客だけではなく、ファントマにも効果覿面。今回こそはファントマ、チェックメイト逃げ場はないぞ!あまりの巧いプロットに興奮するのだが…これがさらに驚いた。ラスト1秒のえーーー!という衝撃エンディング。
社会の恐怖はまだまだ続く!
FIN
の文字を観た時、座席からズコーとずり落ちそうになった。
それにしても、ファントマは今の時代では絶対に作れない作品だ。今やスマホはあるし、監視カメラも多い、ネット社会により世界は仮想的に狭くなりすぎた。あんな露骨な変装で上流階級に溶け込み、盗みや殺人をしまくるなんてできやしない。なので、ファントマが2018年にタイムスリップしたら、ジューヴ警部が一言発する前にお縄になっていたことだろう。なんだか、スマホはおろか、コンピュータもない100年前の方がロマンに溢れているような気がしました。
『ファントマ』シリーズ記事
・【ゴーモン特集】『ファントマ対ジューヴ警部』必見!100年前のZOZOSUIT
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