もくじ
6.トイレのピエタ(2015)
鑑賞環境:Netflix今年大ヒットした「君の名は。
」の
楽曲を手がけているRADWIMPSの
メンバー野田洋次郎初主演作。
」と
ほぼ同じプロットだが、
ブンブンは明らかにコチラの
方が好きである。
絵を描くのは上手いが、
何者にもなれずに
フリーターライフを送っている
男が余命を宣告される。
そしてある少女と出会ったことから、
最後の力を振り絞って
人生に意味を見出す。
「湯を沸かすほどの熱い愛」で
希薄だった、職業の必然性が
非常によく描けており、
またコチラでもヒロインを
演じている杉咲花の
演技がずば抜けて良い。
そしてラストに分かる
タイトルの意味に
感動泣きしました。
7.ゴジラ モスラ キングギドラ
大怪獣総攻撃(2001)
鑑賞環境:日本映画専門チャンネル
本作が、とっとこハム太郎と同時上映していた
ことが信じられない程トラウマ映画。
「シン・ゴジラ
」を凌駕するほど、
イかれた目をしたゴジラの怒り。
病院にいようが、
トイレで尿をたしてようが、
容赦しない殺戮描写と、
「もう、相手のライフは0よ!」
と止めたくなるような
怪獣バラゴンの
オーバーキルシーンに
ぐっときた。
ストーリーよりも
特撮と徹底した
ホロコーストの美学に
痺れた。
8.拳銃は俺のパスポート(1967)
鑑賞環境:日本映画専門チャンネル「殺しの烙印」好きなブンブンにとって、
この無国籍アクションの演出も
また心奪われた。
静けさの中、淡々と
スナイパーを用意し
窓から狙いを定める
様子。
マカロニウエスタンを思わせる
ラストの荒野での
死闘描写にぐっときた。
ところで、あの日本離れした
ラストの荒野はどこで
撮られたのだろう?
9.憂国(1966)
鑑賞環境:DVD(購入)
ゼミで三島由紀夫の憂国を扱うと
聞いて購入した。
三島由紀夫は映画評論家としても
評判が高かっただけに、
小説と映画の違いを意識して
映画化している。
映画は画でオーディエンスの
心を掴むものなので、
サイレントで、役者
(三島由紀夫、
本人なのだが)の表情や
たたずまいだけで、
自決する直前の悲哀を
表現している。
また能の要素を取り入れることで、
映画と舞台の違いも
批評しており、
それが全て成功している点も
評価できるポイントだ。
10.異境の中の故郷(2013)
鑑賞環境:DVD(学部資料室より借りた)小説家でありブンブンの所属するゼミの
教員でもあるリービ英雄が
幼少期を過ごした台湾を
52年ぶりに訪れる
様子を追ったドキュメンタリー。
正直撮影や映像編集は
あまりにも素人っぽさがあり、
見辛い。
しかし、ブンブンは大学1年生の
「チュートリアル」の授業で彼に
出会い、昨年サバティカルで
1年間休止となっていた
リービ英雄ゼミ復活
1期生として入り、
先輩もいない中
ゼミ長も2年間務めた
だけにリービ英雄教授への
思い入れは相当に強い。
実際に訪れたリービ教授宅の
趣ある光景はもちろん、
彼が中国語で台湾の人に
インタビューし、
今はなき実家の跡を辿る、
模範郷を訪ね歩く様子に
切なくなった。
すいません、これは
相当なリービ英雄ファンじゃないと
オススメできません。
そもそもTSUTAYAではレンタル
されていない上に、
買うとなると32,400円するのだ。
(「異境の中の風景」購入ページ
)
ブンブンの心にガツンと
刺さり10位にランクインさせて
頂きました。
コメントを残す