『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』ハリウッドに求めるスパイアクションはコレだ!
6月に日本公開されると、ガンダムファンだけでなく映画ファンからもカルト的支持を獲得した新作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』。残念ながら、公開当時劇場に駆けつけることができなかったのですがNETFLEXにて配信が始まったので遅ればせながら観てみました。ガンダムは劇場版1作目しか観ていないのですが、そんなニワカでもとても楽しい作品でした。
6月に日本公開されると、ガンダムファンだけでなく映画ファンからもカルト的支持を獲得した新作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』。残念ながら、公開当時劇場に駆けつけることができなかったのですがNETFLEXにて配信が始まったので遅ればせながら観てみました。ガンダムは劇場版1作目しか観ていないのですが、そんなニワカでもとても楽しい作品でした。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』特別編集版 評価:80点 おはようございます、チェ・ブンブンです。 昨日、金曜ロードショーで『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』特別編集版が放送されました。普段、金曜ロードショーは観な…
カンヌ国際映画祭は毎回閉塞感ものがパルムドールを獲ることになっていて個人的に不満があるのですが、第74回カンヌ国際映画祭はまさかまさかの車と女性が交わり妊娠するバイオレンス映画『TITANE』がパルムドールを獲った。女性監督を無理やり受賞させたのでは?みたいな非難をチラッと目にしたのですが、個人的にはたまにはこうした作品が獲ってほしいものである。面白いか否かは別として私は今回のパルムドールを嬉しく思っている。そして、早速本作を観て観たのですが、昨今流行している女性の痛みの外部化としての映像表現に特化した意欲作でした。
第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された『Bergman Island』を観ました。タイトル通り、スウェーデンにあるフォール島、通称「ベルイマン島」を舞台にした映画である。フォール島といえば、『仮面/ペルソナ』の撮影をきっかけにリヴ・ウルマンと住むこととなった地である。ミア・ハンセン=ラヴはオールタイムベスト映画に『ファニーとアレクサンデル』を挙げているぐらいベルイマン好きとのことですが果たして…
第74回カンヌ国際映画祭ある視点部門で一本の作品が話題となった。それは『ONODA 一万夜を越えて』だ。ある世代の人はこのタイトルを聞いてピンと来るのだとか。あの小野田寛郎のことかと。自分は不勉強ながら、この映画で初めて彼のことを知ったのだが、彼の半生を映画化するのはあまりに危険だということは明白だった。アジア・太平洋戦争後30年近くフィリピン・ルバング島に潜伏し、終戦したことを信じず多数の現地人を殺害しているのだから。一人の人間の力強い生き様を描いただけでは炎上不可避である。また、監督はフランス出身のアルチュール・アラリである。外国人が日本とフィリピンとの関係、強いては日本軍のある種カルト教団的体制を捉えることができるのだろうか?最近だと『MINAMATA-ミナマタ-』の例があるだけに不安しかなかったのですが、杞憂でした。尚、ネタバレ記事です。
最後の決闘裁判(2021)THE LAST DUEL 監督:リドリー・スコット出演:ジョディ・カマー、マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレック、マートン・ソーカス、ハリエット・ウォルタージェリコ・イヴァネク…
今、巷で『イカゲーム』が流行っている。NETFLIX配信のデスゲームもので世界中で大ブームを巻き起こしているのだとか。その流行に伴い、日本映画を貶すツイートが散見される。確かに『イカゲーム』の金のかかったディストピア像、GoogleやAmazonなど現代社会を支配する企業が、色を強調したロゴを使用していることに併せて、単色カラーを強調した作りにしているところにも鋭さを感じる一方で日本のデスゲームものは下品な金を起用し、時代遅れなSFの色彩を伴っていたりして見窄らしく見えるのは無理もない。しかし、日本にも世界に戦えるレベルの画作りをしている作品があった。
第34回東京国際映画祭で上映されるウド・キア出演作『スワン・ソング』を観ました。本作は実在したヘアドレッサーPat Pitsenbargerの実話に基づいた話である。監督はゲイをテーマにした作品『Edge of Seventeen』の脚本を手掛けたトッド・スティーヴンス。日本では恐らく初めての紹介となる。
水の中のつぼみ(2007)原題:Naissance des pieuvres英題:Water Lilies 監督:セリーヌ・シアマ出演:ポーリーヌ・アキュアール、アデル・エネル、ルイーズ・ブラシェール、ワラン・ジャッカン…
アレハンドロ・ホドロフスキーが頓挫させ、デヴィッド・リンチが失敗させてしまった悪夢の映画化『DUNE』にドゥニ・ヴィルヌーヴが名乗りを挙げた。すっかりSF超大作の人となった彼が『DUNE/デューン 砂の惑星』を映画化。2部作の前編が日本で公開された。Twitterでの評判はお葬式モードでした。確かに、それも納得な作品である一方で、『十戒』、『ベン・ハー』、『天地創造』といった50~60年代の超大作を彷彿とさせる見応え抜群な映画となっていました。