2018年「映画芸術」ベスト&ワースト発表
おはようございます、チェ・ブンブンです。
さあさあ、映画人待望の映画芸術のベストテン及びワーストテンが発表されたぞ!
映画芸術ベストテンとは、名脚本家・荒井晴彦主体となって、世間では絶賛の作品をあっさりワーストに切り捨てたり、「えっ知らねえよ!」という作品がベストテンに入ったりするひねくれまくったカオスな映画賞で、もはや荒井晴彦の嫌がらせ映画賞として映画ファンの間で悪名高き存在となっている。特にワーストは逆張りの温床となっています。
今年は案の定、映画芸術クラスタの宿敵・是枝裕和監督の『万引き家族』がワースト1に輝き、2年連続是枝裕和が栄冠に輝きました。一方、昨年は映画芸術が発掘した才能が大暴れした年であり、三宅唱、濱口竜介、瀬々敬久がベストテン上位を支配してました。それではみていきましょう。
※青下線をクリックすると各作品のレビューが観られます。
もくじ
ベストテン
1.きみの鳥はうたえる(三宅唱)
2.寝ても覚めても(濱口竜介)
3.菊とギロチン(瀬々敬久)
4.勝手にふるえてろ(大九明子)
4.ニッポン国vs泉南石綿村(原一男)
6.ごっこ(熊澤尚人)
7.ハード・コア(山下淳弘)
8.かぞくへ(春本雄二郎)
8.友罪(瀬々敬久)
10.ガチ星(監江口カン)
今年のベストテンは、映画芸術が育てた作家のお祭り騒ぎでした。三宅唱も濱口竜介も瀬々敬久も一般観客が熱狂する遥か前から評価して(『Playback』、『PASSION』、『JUDE』)、ベストテンに入れていた。そんな監督が一般的な映画ファンにも認知された年だった。それだけに今回の映画芸術は本気を出しました。また、今年は、超マニアックだったり、えー、誰が褒めていたんだろうという作品はほとんどなく、マニアック枠にあたる『ごっこ』、『ガチ星』はブンブンが所属する日本映画ファンのコミュニティの中で絶賛されてました。特に千原ジュニア主演の『ごっこ』に関してはそのコミュニティ内の2018年ベストテンで『カメラを止めるな!』をおさえて1位になっていた作品です。ブンブンは見逃してしまったのですが、とてもいい作品ですよ。唯一意外だったのは、『かぞくへ』。東京国際映画祭で上映されたっきり、誰も周りで話題していない作品でした。これは実際に観て確認してみたいです。『パンとバスと2度目のハツコイ』や『四月の永い夢』が入らなかったのは意外でした。
それにしても2018年は傑作アニメ年で映画芸術界隈も入れたくなるであろう『若おかみは小学生!』や『リズと青い鳥』があったのに、今年も荒井晴彦の鉄拳により粉砕されたようです。入れてあげようよ。
さて、それでは、皆さんお待ちかね、ワーストテンを見てみましょう。
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