【ネタバレ】『ストリート・オブ・ファイヤー』の凄さについて10の観点から語る

ストリート・オブ・ファイヤー(1984)
Streets of Fire(1984)

監督:ウォルター・ヒル
出演:マイケル・パレ、ダイアン・レイン、
ウィレム・デフォー、エイミー・マディガン、
リック・モラニスetc

評価:5億点

一昨日、シネマート新宿で開催された『ストリート・オブ・ファイヤー』応援上映に参戦してきました。本作は、アメリカ本国では制作費1,450万ドルに対して800万ドルしか稼げず大コケしたものの、日本ではカルト的人気となり、当時のキネマ旬報ベストテンで、読者選定第1位、批評家選定では外国映画7位を獲得した。当時、ロングコートやバタフライナイフを買った人が続出し、後のヤンキー漫画や映画にも影響を与えた。

第58回(1984年度)キネマ旬報ベストテン外国映画

1位:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(セルジオ・レオーネ)
2位:ライトスタッフ(フィリップ・カウフマン)
3位:ナチュラル(バリー・レヴィンソン)
4位:愛と追憶の日々(ジェームズ・L・ブルックス)
5位:カメレオンマン(ウディ・アレン)
6位:カルメン(カルロス・サウラ)
7位:ストリート・オブ・ファイヤー(ウォルター・ヒル)
8位:ノスタルジア(アンドレイ・タルコフスキー)
9位:ドレッサー(ピーター・イェーツ)
10位:欲望のあいまいな対象(ルイス・ブニュエル)

ブンブン当時は苦手だった…

ブンブン、10年前、中高時代にこの映画を観たのだが、当時「ダサい」「つまらん」と斬り捨てた。

当時ロックオペラ映画に嵌り、『ジーザス・クライスト・スーパースター』『TOMMY』『さらば青春の光

』に熱狂し、『ロッキー・ホラー・ショー』からミート・ローフを偏愛したあの時代、『ファントム・オブ・パラダイス』を嫌うならまだしも何故だ?

去年の年末から、5千字以上のブログ記事を執筆する際、”Nowhere Fast”,”今夜は青春(Tonight Is What It Means to Be Young)”を聴きながらでないと書けない症候群である私の、永らくの疑問であった。

今回、「今回も退屈してしまったらどうしよう」と一抹の不安を抱いて観に行ったのだが、そんなのは杞憂に過ぎなかった。

サイコー過ぎたのだ。

と同時に10年ぶりに本作を観てなんとなく当時受け入れられなかった理由が分かった。多分、本作のダサ格好良さが当時、受け入れられなかったのだろう。
しかし、10年映画オタクを続けて、『TOKYO TRIBE』や『HiGH&LOW

』シリーズに嵌って不良のダサ格好良さの魅力に目覚めたのであろう。

ってことで、今日は『ストリート・オブ・ファイヤー』の凄さについて10の観点から語っていきます。

ネタバレ記事なので、未観な方はAmazon Prime等で観てからお楽しみください。

・応援上映のリポート:【 #今夜は青春 】『ストリート・オブ・ファイヤー』シネマート新宿応援上映に潜入してみた

『ストリート・オブ・ファイヤー』あらすじ

A ROCK&ROLL FABLE(ロックンロールの寓話)
ANOTHER TIME ANOTHER PLACE…(どこか…の物語)

歌姫エレン・エイムが誘拐された!“ボンバーズ”に歌姫を奪われ活気が奪われた町に一人のならず者が2年ぶりに帰ってくる。彼の名は”トム・コーディ”。彼は、元恋人であるエレン・エイムの救助を頼まれ渋々と承認。早速、エレン・エイムのマネージャー:ビリー・フィッシュ、男勝りな女戦士マッコイ引き連れ、敵陣突撃を目指す…

→NEXT:『ストリート・オブ・ファイヤー』の凄さ1-5

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