「おじいさんと草原の小学校」世界最高齢84歳の小学生キマニ・マルゲ爆誕!

おじいさんと草原の小学校(2010)
THE FIRST GRADER(2010)

監督:ジャスティン・チャドウィック
出演:ナオミ・ハリス、
オリヴァー・リトンドetc

評価:40点

Netflixで「おじいさんと草原の小学校」という作品がアップされていました。世界最高齢84歳にして小学校に通いギネスブックに載ったキマニ・マルゲの実話を映画化した作品です。監督は、「ブーリンケの姉妹」や今年、チューリップ・バブル下のオランダを描いたTulip Feverの公開が控えているジャスティン・チャドウィック。おじいさん映画に外れはあまりないのだが果たして…

「おじいさんと草原の小学校」あらすじ

ケニアに小学校が無償化になった!ケニアの村中の人々が遠くから子どもを小学校に通わせようとやってくるが、一人重々しい表情のおじいさんがやってきた。彼の名はマルゲ。小学校に通いたいとのこと。最初は断っていた先生だったが、毎日のようにやってくるマルゲに負けて入学させるが…

う~ん、ずるいよな~

就活サクセスストーリーで、志望の会社の前で社員に、毎日のように挨拶したらその会社から内定をもらったというエピソードをyよく耳にする。確かに、根性論として、努力話としては美しいのだが、やはりブンブンは心のどこかで「ずるい!」と考えてしまう。このマルゲさんのエピソードも同じように「ずるい!」と感じてしまい、話自体は面白いのだが、いまいちノリきれなかった作品でした。

ケニアの小学校が無償化するところから物語は始まる。村には小学校が全然ないので、隣町からも沢山親御さんが押し寄せてくる。教室のスペースは限られ、抽選となる。1教室に50人ぐらいと、授業するには不適切なほど人がぎゅうぎゅう詰めになって授業を受ける。もちろん抽選に漏れた人もいる。そんな最中、毎日やってくる老人を簡単に入れていいものなのだろうか?

おまけに、授業中暴れたりする。確かに、とある事情でトラウマを抱えているからしょうがないんだけれども、いくらなんでも、おじいさんの好き放題させすぎなのではと思わざる得ない。もちろん、日本のように老人向けの学校なんてものはないのだから小学校に来るのは病む得ない。また劇中、老人マルゲは学級崩壊した学校に転校するのだが、溶け込めず戻ってくる気持ちも分からなくもない。

しかし、こうも美談にされてしまっては、興醒めしてしまう。うーん、ブンブンには苦手な作品でした。

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