TOHOシネマズ日比谷オープン!
3/29(木)有楽町に東京ミッドタウン日比谷がオープンした。そして、TOHOシネマズ日比谷も爆誕した。日劇は先日閉館してしまったものの、シャンテは継続運営、スカラ座、みゆき座はTOHOシネマズ日比谷の12,13スクリーンとして稼働。日本最大級のTOHOシネマズとしてオープンした。
ってことで、早速昨日行ってきたのでリポートします。
アクセス
JR「有楽町駅」から来る際は、日比谷口から出て晴海通りを目指してください。そして宝塚劇場の方へ向かうとたどり着けます。簡単ですね。
一方、地下鉄で来る際は、気をつける必要があります。日比谷の地下道は複雑怪奇で迷子になりやすいのだ。ブンブンもシャンテでバイトしていた頃、よく問い合わせの電話が来ました。
地下鉄で来る際はとにかくA5出口を探してください。東京ミッドタウン日比谷の目の前に出ることができます。
劇場間違いに注意!
TOHOシネマズ日比谷にチェックインしました! pic.twitter.com/HeJhUuSYVO
— che bunbun (@routemopsy) 2018年3月31日
TOHOシネマズ日比谷は元々、TOHOシネマズ シャンテ、スカラ座、みゆき座の3劇場が密集している所に作られているため、結構ややこしい作りになっています。
広場のゴジラ像の背中部分にある建物はTOHOシネマズ シャンテです。
TOHOシネマズ シャンテは完全別館扱いなのであまり間違える人はいないとは思いますが、厄介なのが宝塚劇場の隣にある劇場。TOHOシネマズ日比谷の劇場は東京ミッドタウン日比谷の4階に集結しているのだが、Scr12,13だけは宝塚劇場の隣地下1階にあるのだ。これは、元々Scr12,13がTOHOシネマズ スカラ座、みゆき座だったことによるもの。つまり、観たい映画の上映スクリーンを確認せず4階に上がったら、地下1階まで降りないといけないという悲劇が起こりかねない仕組みとなっているのだ。その逆も然り。それ故に、Twitterでの評判は結構悪いこととなっています。
朝一の回を観る場合、エスカレーターが動いていないので、Scr1~11で映画を観る場合は階段から建物に入り、エレベーターで4階を目指してください。
Scr12,13で映画を観る場合は、宝塚劇場横の階段から入場してください。
斬新な映画館システム
それでは、早速TOHOシネマズ日比谷内部に迫ってみましょう。まず、驚くのはロビーがとても広いということ。確かにTOHOシネマズ新宿も広いのだが、それを超える広々としたスペースにゴージャスさを感じます。
チケットマシーンは9台、予約購入専用発券機が7台、対人カウンターには2人配備されています。とはいえ、混雑時には長蛇の列ができていたので、ブンブンのような1日に3本観る人は早めに来て発見した方が好ましい。
TOHOシネマズ日比谷は東宝が気合を入れて作っている為、他の劇場とは一風変わった作りをしている。主に5つ変わっているポイントがあります。
1.フライヤーがない
なんと、エコに配慮してなのか?映画館に必ず置いてある筈のチラシが1枚もありません。スタッフに聴いてみたところ、「わかりません」と返されてしまったので意図はよく分からないが、とても驚かされました。
2.スクリーン前に上映作品のポスターが貼られていない
さらに驚いたことに、スクリーン前に必ず上映作品のポスターが貼られているのに、ここでは廃止されています。なので、上映作品とスクリーンを確かめてから入場する必要があります。ブンブン、結構スクリーン前のポスターを写真に撮るのでこれはちょっとガッカリ。
3.ゴディバが売られているコンセッション
日比谷はマダム御用達の場所故か、ここのコンセッションで販売されている飲食物はかなりラグジュアリー!
なんと一箱800円もするゴディバのチョコレートが販売されていたり、ビールは800円、ワインは900円と庶民驚愕の価格設定になっています。
折角なので、コンセッションを利用してみました。元シャンテバイトのブンブンにとって手際の良いアルバイトの活躍に胸が熱くなる。混雑していたにも関わらず、ビールとアップルパイ(計1350円なり)の注文を90秒で完了させていました。すげーブンブンには無理ですw
気になるラグジュアリーなビールのお味はというと…普通ですw
これは所謂スタバのドリンク同様空間付加価値という奴か!個人的には、ヒューマントラストシネマ渋谷のように瓶ビールだったら良かったのになーと思ってしまいました。
4.電光掲示板の導入
TOHOシネマズ日比谷はTOHO系としては恐らく初の試みであろう、電光掲示板が導入されています。他の劇場では、アナウンスで入場可能作品を伝えていた。これが導入されたことで、入場できるのか否かが分かりやすくなりました。
5.美しき景色
TOHOシネマズってあまり窓がなく、あってもTOHOシネマズ新宿のように汚い風景しか見えなかったりする。しかし、ここは日比谷。ガラス窓を積極的に採用することで、インスタ映え必至の美しい風景を堪能することが出来ます。
スクリーン情報
・SCREEN 1:456+(3)席(19.8×8.3m TCX® カスタムオーダーメイドスピーカー)
・SCREEN 2:98+(2)席(8.2×3.4m デジタル5.1ch)
・SCREEN 3:98+(2)席(8.1×3.4m デジタル5.1ch)
・SCREEN 4:339+(2)席(IMAX®デジタルシアター イマーシブ・サウンド)
・SCREEN 5:395+(2)席(16.5×6.9m TCX® DOLBY ATMOS(対応作品のみ) VIVEオーディオ)
・SCREEN 6:98+(2)席(6.3×2.6m スカルプトサウンド)
・SCREEN 7:151+(2)席(11.8×4.9m VIVEオーディオ)
・SCREEN 8:120+(2)席(8.8×3.7m VIVEオーディオ)
・SCREEN 9:257+(2)席(12.9×5.4m スカルプトサウンド)
・SCREEN 10:98+(2)席(8.5×3.6m デジタル5.1ch)
・SCREEN 11:98+(2)席(9.1×3.8m デジタル5.1ch)
・SCREEN 12:489+(2)席(15.0×6.2m VIVEオーディオ)
・SCREEN 13:106+(2)席(7.1×4.1m デジタル5.1ch)
スクリーン数は多いが、1スクリーンあたりのキャパは結構少なかったりします。
1本目はScr2で『ヴァレリアン』を観たのだが、このようにこじんまりとしています。
入場料金
通常料金
・一般:1800円
・大学生:1500円
・幼児/小/中/高生:1000円
・プレミアムラグジュアリーシート:+3000円
・プレミアムボックスシート:+1000円
・DOLBY ATMOS 追加料金:+200円
・IMAX® 追加料金:+500円
各種割引
・TOHOシネマズデイ(毎月14日):1100円
・シネマイレージデイ(毎週火曜日):1400円
・ファーストデイ(毎月1日):1100円(12/1のみ1000円)
・auマンデイ:(一般・大学生)¥1,100/(高校生以下)¥900
・レディースデイ(毎週水曜日):1100円
・シニア割引(60歳以上):1100円
・夫婦50割引:二人で2200円
・障がい者割引(同伴者一人まで対象):1000円
3D料金
・3D料金:300円
・メガネ代:100円
ハシゴに要する時間を計測してみた
TwitterでScr1~11からScr12,13の移動がかなり大変、10分でハシゴはキツイという苦言が相次いでいた。そこで、どれだけ移動がキツイのかを計測してみました。
ルールは3つ
1.次の映画までの時間がないことを想定する。エスカレーターは可能な限り歩く、人混みは抜かせるようだったら抜かす。
2.4階から外へ出ず地下1階の連絡通路を通って劇場へ行くルートを採用。劇場の出口から計測をスタート(スクリーンから出る時間は除外した)。
3.エレベータールートは今回計測しなかった。理由は簡単。めちゃくちゃ混んでいるだ。急いでいるときに限って、このエレベーター前の混雑を見て使おうとは思うまい。
4階→地下1階
所要時間:5分31秒
中央吹き抜けのエスカレーターを見てギョッとする。長蛇の列ができていますwしかも、ここは日比谷だけあって、エスカレーターを歩く人は皆無です。
ちなみに、この日Scr5で『ウィンストン・チャーチル』を観たのだが、劇場を出るだけで5分近くかかりました。不安な人は、エンドロールで退出することをオススメします(これはしょうがない)。
地下1階→4階
所要時間:8分32秒
Twitterを見ると、一旦Scr12,13から外へ出てから4階を目指している方がチラホラ見受けられる。実は、Scr12,13から連絡通路が通っています。そこを通って行くと東京ミッドタウン日比谷にたどり着けます。しかし、ここでドン引きするほどの長蛇の列が出来ていた。
地下1階から2階に上がるだけで5分以上かかりました。また、導線が分かりにくいため、人の流れが混沌としており、なかなか前へ進めません。
結局、8分以上かかりました。これは本当にハシゴはキツイですね。
裏ルート見つけました
地下劇場、あるいはシャンテから4階に早く行く方法はないのか?東京ミッドタウン日比谷をうろつくこと10分、ブンブンは有効な裏ルートを見つけました!このブログを読んでくれた方だけに教えます。
えっと思う方もいるでしょう。急がば回れ!宝塚劇場の真裏へ行ってください。
するとテラスカフェ&BARに出ます。そこから建物に入ってください。そうすると2階にたどり着きます。あとはエスカレーターで4階まで上がれば劇場です。このテラスカフェ&BAR横の階段はほとんど使われておらず、人通りも少ない。なので、長蛇のエスカレーター列に並ぶより、裏手から回った方が時間短縮できるのだ。
これにより4分程度で移動することが可能になります。これは有効なんじゃないだろうか?
最後に
TOHOシネマズ日比谷がオープンして最初の土曜日に訪れて分かったことは、混雑時は対策が必要だということ。導線自体は、TOHOシネマズ錦糸町と大差ない。オリナスが1.5倍に巨大化した程度と考えれば許容範囲と言える。しかし、想像以上に混雑しているので、フラストレーションが溜まりやすいのは正直な感想。
幸いなことに、東京ミッドタウン日比谷はまだSNSでは認知されていない入口/出口が多い。なので、独自のルートを開拓してストレスフリーな映画ライフを送れるよう努めるのが望ましい。
今日はファーストデーだ。TOHOシネマズ日比谷に行く予定の映画ファンよ、健闘を祈る!!
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