坂上忍熱演「アングリーバード」!ゲーム通り目には目を歯には歯をな内容だった件

北欧旅行で観た映画1:
アングリー・バード 日本語吹き替え版(2016)
THE ANGRY BIRDS(2016)

アングリーバード

監督:ファーガル・ライリー、
クレイ・ケイティス
声の出演:坂上忍、山寺宏一etc

評価:70点

皆さん、「アングリー・バード」って
ゲーム知ってますか?
5年ぐらい前から世界中で
流行っているフィンランド産の
ゲーム
で、
卵を盗まれた怒れる鳥たちが、
犯人である豚に神風特攻
でもって壊滅されるものだ。

そんなゲームをハリウッドで
映画化
しようなんて、
どんだけネタ不足なんだよ!

しかしながら、意外にも
知り合いの映画仲間が
高評価している。

って事で、フィンランド行きの
飛行機内で観てきましたw

「アングリー・バード」あらすじ

平和なバード・アイランドに住む
レッドはいつもストレスを抱えている。
ある日、怒りで知人にケーキを投げつけて
しまい、裁判でセラピーに
通うようになる。
島の鳥の誰からも愛されない
やさぐれレッドの前に、
島の鳥の卵を狙う緑の悪魔が忍び寄るのだった…

目には目を、歯には歯を

ピクサーやディズニーアニメは、
常に世界の模範を魅せるために、
道徳的な映画を大量生産している。
そんな優等生映画に嫌気をさしている
そこの君!

本作はマジでイカした作品だ!
なんたって、本作は原作ゲーム
そのまま「目には目を、歯には歯を」
方式で、緑の悪魔こと強欲な豚に
対して「街ごと壊滅」という
方式で復讐する話になっています。

そして、なんとその壊滅方法が
ゲーム通り、巨大なパチンコでもって
鳥自ら神風特攻を行い
建物を壊すのである。

日本のアニメだったら企画段階で
没になるだろう。例え企画が通った
としても、アニメーターはそこまで
力を入れないだろう。
しかしながら、アメリカの
アニメーター達は、
鳥が神風特攻をして豚の要塞を
破壊していくところを緻密に、
爽快に描くのだ!
もうこれは
アニメ版「マッド・マックス/
怒りのデス・ロード」

である。
飛行機のディスプレイよりも
劇場で観た方が断然
盛り上がれますな。

レッドに同情

そして、物語面でも
最凶クズ野郎レッドに
同情を抱く仕組みになっている。
幼少期から、ろくな教育を
受けずに周りから苛められてきた
過去を主人公レッドは持っている。
そして、ひねくれた彼は
かまってほしいと思いつつ、
他人との接し方が分からないから
キツい言動や行動を起こし大炎上する。
まさに生けるネット廃人とでも
言おう。

そんな彼は折角5年ぐらいかけて
作った家は破壊され、
豚の侵略を予言しておきながら
誰もが無視。
おまけに、事態が悪化したら、
レッドに後始末を頼もうとする。
陽気で天国そうな島に見えるが、
ひっでーそりゃお口
あんぐりーバードになるわな
とシンパシーを抱く。

それでも千載一遇の
和解のチャンス、
命を削ってでも
島の卵奪還作戦に
精を出す。
なんて泣ける話なんだ!

坂上忍が上手い

今回、主人公のレッドの
声を坂上忍
が担当しているのだが、
これが上手い。
ひねくれた感じは
本人そっくりだw
伊達に子共に演技指導
しているんじゃないなーと
感心しました。

また日本語吹き替えは、
「鳥」とかけただじゃれが
上手く、むしろ英語版より
日本語版の方が楽しめる
ものとなっています。

とにかく、今劇場で公開されてはいるものの、
客入りがとても悪く、
すぐ上映終了してしまいそうなので、
気になる方はすぐ劇場にて
ウォッチしてみてください。

おまけ:いろいろなバードたち

↑実写版「アングリーバード」

↑おうちで「アングリーバード」

↑外交で「アングリーバード」

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