【 #死ぬまでに観たい映画1001本 】『Hill 24 Doesn’t Answer』いきなり爆死!

Hill 24 Doesn’t Answer(1955)

監督:ソロルド・ディキンソン
出演:エドワード・マルヘア、ハイヤ・ハラリート、マイケル・シロー、マイケル・ワガーetc

評価:30点

おはようございます。チェ・ブンブンです。

「死ぬまでに観たい映画1001本」イスラエル映画枠の『Hill 24 Doesn’t Answer』を観た。本作はイスラエル映画ではあるが監督はイギリス人だし、英語メインな物語となっているため、イスラエル映画かと訊かれたら微妙なところ。他にイスラエル映画で掲載に値する作品があったのではと思ってしまう。確かに監督のソロルド・ディキンソンは本作の前にイスラエルの軍隊ドキュメンタリー『The Red Background』を撮っており、イスラエル事情を調査した上での作品であるのは明白なのだが、結構モヤるところがある。そう感じてしまうのは、つまるところ映画がそんなに面白くなかったからである。

『Hill 24 Doesn’t Answer』あらすじ

In 1948, four Israeli soldiers recount the events that led them to take up arms while preparing for a final mission in the hours leading up to a truce.
訳:1948年、4人のイスラエル兵が、停戦までの数時間、最後の任務に備えながら、武器を取るに至った出来事を語る。

IMDbより引用

いきなり爆死!

いきなり、爆死している4人が映し出される。死を捉えると次のカットでは、意気揚々と起立をする4人が映し出される。彼ら/彼女は知らない。やがて凄惨な死を遂げることにと言いたげな描写から物語は始まる。イスラエルの地図を使ったり、雄大な自然を使った銃撃戦を描いたりとドキュメンタリー映画の手法、そしてロケによるアクションを描いたりと創意工夫溢れる演出が特徴的な作品となっている。その中で、フォーカスが当たるのはユダヤ系アメリカ人、アイルランド人、イスラエル人、そしてユダヤ人の4人であり、それぞれの背景を背負った戦いが描かれる。

確かに、イスラエルを中心においた複雑なイデオロギーを紡いだ作品として歴史的意味がある作品なんだろうなと書いてみて思ったが、それが面白いかどうかは別問題であった。

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※MUBIより画像引用

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