【映画館】キューバの映画館でエジプト映画を観てきた件(Cine YaraとCine La Rampaレビュー)

キューバの映画館1:Cine Yara

1件目はCine Yaraだ。ホテルが乱立する、新市街ベダード地区の大通り沿い、名作『苺とチョコレート

』のロケ地でもあるアイスクリーム屋コペリア(Parque Coppelia)の向かいに構えている映画館だ。人通りが多く、「タクシー乗る?」と声かけてくる人も多いので、スマホでの外観撮影は危険だと判断したブンブンは、《写ルンです》で外観をパシャりと1枚撮りました。昔のハリウッド映画に出てきそうなレトロな佇まい、圧倒的存在感、インスタ映えしそうな映画館です。

↑兌換ペソ

↑人民ペソ

いざ、劇場に近づいてみる。どうやら受付はやっていないようだが、色々と張り紙がしてある。この施設は、映画館だけではなくコンサート会場にも使われる複合施設らしい。料金は2CUP(約10円)だ。実は、キューバには2種類の紙幣があり、外国人が使う兌換ペソ(CUC)とキューバ国民が使う人民ペソ(CUP)がある。兌換ペソは1CUC=約100円、人民ペソは1CUP(約5円)とのこと。人民ペソは、キューバ国民が日用品を買うのに使う。そして、あまり外国人に人民ペソを使って欲しくない為か、旅行ガイドに人民ペソの情報が載っていなかったりします。ブンブンも、ハバナに降り立った時、迎えのタクシーのお兄ちゃんに「人民ペソはなるべく使わないようお願いします」と釘をさされました。ホテルで両替する際も、人民ペソの両替は断られました。銀行では流石にできるようなのですが、あまり人民ペソは使わない方がよさそうだ。

となると、観光客のブンブンが映画館に潜入するのは難しそうだ。一先ずスケジュールをみる。どうやら、この日は映画を上映しないようだ。日本みたいに、毎日何本も映画を上映するわけではないようだ。そして、次の上映は8/15(水)の17:00からの『セルジオ&セルゲイ(Sergio and Sergei)』

『セルジオ&セルゲイ(Sergio and Sergei)』とは、トロント国際映画祭2017年に出品されたアメリカ、キューバ、スペイン合作。キューバの大学教授セルジオが、宇宙ステーションに滞在しているソ連の宇宙飛行士セルゲイからの無線を傍受し、それをきっかけに友好関係を築き上げていく。しかし、ソ連が崩壊してしまいセルゲイが国に帰れなくなってしまったことからセルジオはなんとかして彼を救おうとするという実話をアレンジしたドラマなんだとか。メチャクチャ面白そう。実際に、映画館の前には少年たちが「これ楽しみだぜ!明日観に行こう!」とキャピキャピ屯っているのもあって俄然観たくなった。しかしながら、その日は世界遺産ビニャーレス渓谷を回るツアーがあり、帰りが18:00となっている。残念ながら観られなさそうだ。ってことで、ここで観るのは断念した。

ちなみに、帰国してから知ったことだが『セルジオ&セルゲイ(Sergio and Sergei)』は日本公開が決まっています。12/1(土)より新宿武蔵野館他にて公開されます。これは観なくては!

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