『モンスター・ハント 王の末裔』まさかのトニー・レオン主演!

モンスター・ハント 王の末裔(2018)
英題:Monster Hunt 2
原題:捉妖記2

監督:ロマン・ヒュイ
出演:トニー・レオン、Bai Baihe、
Jing Boran etc

評価:50点

中国本国で約400億円と『千と千尋の神隠し』の308億円を凌駕する興行収入を叩き出した大ヒット冒険活劇『モンスター・ハント』の続編が爆誕!前作が大ヒットしたのを受け、今回はトニー・レオンが主演だ。Air Canadaの機内エンタテイメントで鑑賞したので鑑賞を書いていきます。

『モンスター・ハント 王の末裔』あらすじ

前作でテンイン、ショウランと別れた妖怪フーバはヒョこんなことから、ペテン師・シグと共に旅をすることとなる。一方モンスター・ハンターとして旅をしているテンイン、ショウランは時折フーバからの念を受け取り…

蛇足

前作の大ヒットを受け、予算が増えたのでしょう。明らかに豪華になっている。序盤からVFXを多用したモンスターバトルが展開される。妖怪たちのチームワーク、スピード感のあるアクションを勿体ぶることなく展開していく。また、豪華絢爛なミュージカルパートも冒頭に持ってきて、まるで前作の成功を祝福しているかのようだ。

物語は、前作のテンイン、ショウランから離れ妖怪フーバがトニー・レオン扮するペテン師シグと共に旅をするというもの。寄り添うフーバを最初こそ冷たくあしらっていたシグだったが、共に旅する巨漢な妖怪に諭され、渋々連れていくことにする。フーバは、テンイン、ショウランにまた会いたいという一心で冒険をする。対比するようにテンイン、ショウランの珍道中が描かれる。

前作では、妖怪の子フーバを狙う悪党に対して、犬猿の中のテンインとショウランが呉越同舟協力しあって、ダメダメだったテンインが成長するというのが軸にあった。明確に敵対関係が提示されていたのに対し、今回は結構ゆるゆるグダグダなぁなぁな冒険活劇となっており、結構中だるみが激しいこととなっている。アウトローなシグは別に成長する訳ではない。ただただ、フーバの冒険に巻き込まれ、いつの間にかテンイン、ショウランの元にたどり着くだけだ。だから、典型的な予算だけ増えたダメダメ続編だと感じた。もちろん、ワイヤーアクションやCGのレベルは高い。しかし、傑作であった前作と比べると、消費されるだけのポップコーンムービーに過ぎないクオリティでした。

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