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【ネタバレなし解説】『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』全映画ファンよ!この卒業式に参列せよ!

【ネタバレなし解説】『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』全映画ファンよ!この卒業式に参列せよ!

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018)
Avengers: Infinity War(2018)


監督:ルッソ兄弟
出演:ロバート・ダウニー・Jr、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン、ベネディクト・カンバーバッチ、トム・ホランド、クリス・プラット、チャドウィック・ボーズマン、ジョシュ・ブローリン、ジェレミー・レナー、エリザベス・オルセン、ポール・ベタニー、サミュエル・L・ジャクソン、ポール・ラッド、セバスチャン・スタン、ゾーイ・サルダナ、ブラッドリー・クーパー、ヴィン・ディーゼル、ショーン・ガン、ポム・クレメンティーフ、カレン・ギラン、ブリー・ラーソン、デイヴ・バウティスタ、ベニチオ・デル・トロ、トム・ヒドルストン、ドン・チードル、アンソニー・マッキー、ダナイ・グリラ、レティーシャ・ライト、イドリス・エルバ、ピーター・ディンクレイジ、ベネディクト・ウォン、グウィネス・パルトローetc
(ソダーバーグも驚愕!超超超豪華キャスト!他の映画だったら主演レベルの人しかいないww)

評価:50点

2008年の『アイアンマン』から始まったマーベル・シネマティック・ユニバース。その集大成ともいえる作品の前編『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が公開された。今回は、約20作品にも及ぶ作品が一つに収斂し、一つの大きなエンディングを迎えるため、製作陣はネタバレに対し最新の注意を払っている。マスコミの尋問により以前ネタバレをしてしまった、トム・ホランド(スパイダーマン)には、一切脚本を渡さなかった。また、他のキャストにはフェイクの脚本を混ぜ、どれが本物かわからない状態で撮影することにより最新の注意を払っている。さらには、Twitterハッシュタグ#ThanosDemandYourSilenceを拡散させることで、映画ファンにネタバレをしないよう声かけを行った。

確かに、本作を観ると衝撃の展開が待っている。これは口を裂けてもいえない。いつもなら、ネタバレ記事で鑑賞者に面白い観点を提供する当ブログだが、ここは公式の強いソウルを受け、ネタバレなし記事を書くとする。まあ、当ブログ愛読者は御察しの通り、ブンブンのマーベル映画の感想はいつも手抜きである。毎回、力が抜けていることを知っていることでしょう。なので、ここでは、未見の人の為のレポートを書くとする。

尚暗号文でネタバレは隠されているが、くれぐれも復号しようなど思わないように。きっと後悔するだろう。


↑SNSのネタバレ地雷原を回避しても、こういう事態があるので油断大敵だ。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』あらすじ

サノスがやってくる…銀河に散らばるインフィニティ・ストーンを全て集めし者は願い事が叶う…銀河の調和を維持する為、そしてある未練により必死にインフィニティ・ストーンを集めるサノス。それを知ったアベンジャーズ、そしてアスガルドの民、ガーディアンズ等が立ち上がる。全てのインフィニティ・ストーンが揃いし時、全銀河の半数は消えて無くなる。果たして、彼らは最強のラスボス《サノス》に勝てるのだろうか?

映画ファンよ、この卒業式に参列せよ

何も書けない!

観た者が、ネタバレを避けSNSから沢山の人が去った大地で遠吠える。鑑賞後、成る程、語り辛い映画だと感じた。しかし、ここは腕の見せ所、ブンブンの腕がなります。

《アベ》ンジャーズがシミンにより、全滅の危機に瀕したここネオシティトーキョーの裏で起きている凄惨な出来事に我々は驚愕し、哀しむ。その哀しみはどこから来るのか?丁度マーベル・シネマティック・ユニバースが本格始動したのは10年前の『アイアンマン』から。よくあるコミックアクション映画から始まった本シリーズは、やがて『アベンジャーズ』という怪物作品に化けてから、常に社会的メッセージ、皮肉、人種問題を、ピクサーよりもスマートにかつまさにMARVEL(英語で驚異、不思議、驚くべきこと、驚き入った人という意味)なものとして観客に驚きを与えてきた。ソニーとも上手くやり、スパイダーマンまで参画した。

ブンブンが丁度映画に嵌ったのも『アイアンマン』公開と近い時期。それ故に、本作は《大学の卒業式》に近いカタルシスが生まれた。

次々にテーマ曲と共に現れる《やつら》。まるで卒業証書授与のようだ、全員が一堂に、アイアンマン、スパイダーマン、ハルクetcを観る。キャプテンアメリカなんて、昔はあんなに厨二病みたいだったのに立派な男にイメチェンしているではありませんか!そして、意外な交流関係も顕になり胸が踊らせられる。

しかも、サノスよ、まるで最凶の鬼教師ではありませんか。暴力的で独裁的なヤツ、、、なんだけれども非常に人間味がある。ある使命の為、心を鬼にして迫る様子にだんだん惹きこまれていった。寧ろ、終盤はサノスを応援していた。

一本の映画としてこれはアウト

では本作は傑作なのか?

困った。

残念ながら否と答えるしかない。いや違う。『レディ・プレイヤー1』がサノスばりに最強故に、本作はの弱さが露呈してしまったのだ。

まず、『インフィニティ・ウォー』は全体的に時間に追われすぎている。もちろん分かる。2時間半に何十人もの主役級キャラクターを均等に描くのは不可能に近い。一人当たり単純計算で2~5分程しか登場できない。例え並列で一度にダース単位で登場させたとしても、キャラクターの《色》を最大限活かすのはとても困難だ。それ故、全体的にキャラクターを召喚するのに必死で物語ろうとする気力が見受けられなかった。まるで、初期のアイアンマンスーツのようにはりぼてだ。登場人物の魅せ場を作り一定時間経過したら、「はい、君の出番は終りね」といわんばかりの塩対応。物凄く大変なのは分かる。

ただ残念ながら、『レディ・プレイヤー1』は圧倒的に余裕を魅せた物語運びをしている。メッセージを伝える為に物語を進めているのだ。だからこそ、本作は観ている間こそ楽しいが、結局チェスの駒を乱雑に動かしただけとなってしまう。10年も万里の長城のように偉大な事業を推し進めて来たマーベルに強いメッセージはないのか?哲学はないのか?と感じてしまった。

サノス描写がMOTTAINAI!

また、非常に残念だったのは、サノスが集めるインフィニティ・ストーン。せっかく、ストーンを一つ集めるごとに強大な能力を得る設定なのに、石は各土地や思想を反映している設定なのに、その力の属性が被っている上に、いまいちよくわからない。もちろん驚く使い方はあるが、あまりに勿体無い。もしワンガリ・マータイが観ていたら、MOTTAINAI!ということでしょう。

最後に…

結局のところ、楽しい卒業式のはずが哀しいお葬式のようになってしまった。

いや、これはあくまで卒業式だ。1年後に卒業パーティが待っている!これはきっと楽しいものだろう。期待しています。

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