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カイエ・デュ・シネマベストテン2017発表 1位はなんとテレビドラマ『ツイン・ピークス THE RETURN』

カイエ・デュ・シネマベストテン2017発表 1位はなんとテレビドラマ『ツイン・ピークス THE RETURN』

カイエ・デュ・シネマベストテン2017発表

今年もやってきましたカイエ・デュ・シネマベストテン発表。カイエ・デュ・シネマとは1951年から今でも敢行されているフランス老舗の映画誌。ロメール、リヴェット、ゴダール、クロード・シャブロル、トリュフォーなどの鬼才を輩出した映画誌なのだが、毎年、クレイジーなほどにトリッキーなベストテンを発表することからブンブンは映画芸術のワースト並に期待しているベストテンだ。何よりも、この雑誌は作家主義を掲げており、特定の監督を執拗にベストテンに入れます。今年のベストテンはクレイジーレベルがメチャクチャ高いのでこれから一本毎紹介していきます。

カイエ・デュ・シネマベストテン2014
カイエ・デュ・シネマベストテン2015
カイエ・デュ・シネマベストテン2016

第10位:ビリー・リンの永遠の一日
Billy Lynn’s Long Halftime Walk

監督:アン・リー

『ライフ・オブ・パイ』のアン・リー監督作。実は日本映画界にとって黒歴史映画。アカデミー賞大本命と踏んで日本では宣伝準備を進めていたものの、なんとアカデミー賞全部門でノミネートすらされず、結局日本未公開になってしまった作品。2004年イラク戦争で英雄になった男がアメリカ本国で英雄として祭り上げられるうちに、自分が英雄として扱われることに違和感を抱くという話。ブンブンも、カイエ・デュ・シネマベストテンに挙がるまで、アカデミー賞にノミネートすらされなかった作品としてスルーしていたが、観たくなりました。

第9位:ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命
Jakie

監督:パブロ・ラライン

今最もキテイル!チリの巨匠パブロ・ララインがダーレン・アロノフスキーをバックに作った歴史劇。JFK暗殺時のジャクリーン・ケネディを追った作品だ。『NO』や『EL CLUB』『ネルーダ』もそうだが、パブロ・ララインはアートアートした絵作りの中に娯楽映画的盛り上がりを見せてくれる非常にバランスの取れた監督だ。今後も期待。(ブンブン、本作観逃してしまった…)

第8位:スプリット
Split

監督:M・ナイト・シャマラン

カイエ・デュ・シネマは他の映画誌が、他の誰がなんと言おうが気に入った作品を何度でも推す特徴がある。そんなカイ・デュ・シネマ最大の偏愛っぷりはM・ナイト・シャマランにみられる。彼の代表作である『シックス・センス』はその年のベストテンに入れていないにも関わらず、全米が鼻で笑った珍作『ヴィレッジ』を2004年の第2位に、『レディ・イン・ザ・ウォーター』を2006年の第6位に入れているのだ。そんなカイエ・デュ・シネマは今年、『スプリット』が公開され相当興奮した模様。上半期のカイエ・デュ・シネマの星評を読むと大絶賛しまくっていました(一方、『沈黙』は観る価値なしという最低評でしたw)。確かに、本作は映画という枠組みを超えようとしたある発明がホントウに凄い。ゴダールか!とシャマランに言いたくなりました。

第7位:グッド・タイム
GOOD TIME

監督:サフディ兄弟

東京国際映画祭が発掘した逸材サフディ兄弟がカンヌで暴れた作品。ブンブン未見だが、超サイケデリックなダルデンヌ兄弟THEムービーってところ。周りのシネフィルが「音楽がヤバすぎる!」と絶賛していました。実は彼の東京国際映画祭作品賞受賞作『神様なんかくそくらえ』がオープニングこそ最高だったものの、非常に苦手な作品でした。12/22レンタル開始のようなので、観てみよう♪

第6位:Lover for a day

監督:フィリップ・ガレル

カイエ・デュ・シネマがベストテンに入れない時はないんじゃないかと思うほど、フィリップ・ガレル映画に対する偏愛っぷりも凄い。日本では、公開時期が毎回悪いのか、その年のベストテンに彼の作品を入れている人は滅多にいない(無論、今年公開された『パリ、恋人たちの影』は傑作ですぞ!)。ストーリーを読む限りいつも通りのダメ男とちょっぴり魔性の女のラブストーリーの模様(76分と短い!)。

→NEXT:5~1位

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