#31【業界研究】てるみくらぶ事件から考える旅行会社の歩き方

【旅行】海外旅行パターンの比較

Twitter等を見ると、「最初から個人手配すればいいのに!」という声が上がる。確かに良いところもあるが、大変なところも多い。ブンブンは大学4年間で、「添乗員付きツアー」「ホテル&飛行機ツアー」「完全個人手配」の3種類を体験したのでそれぞれについてまとめていく。

1.「添乗員付きツアー」

所謂、添乗員が付き、20~30人ぐらいで行くツアー。

メリット

・効率が良い
→北欧周遊やモロッコ等、個人手配で行くと効率が悪かったり、金が多く掛かったり、そもそも言語や文化的に現地人とコミュニケーションを取って自分の目的を達成するのが難しい場合に効果的。旅行会社は、短時間で如何に効率よく沢山回れるかをよく考えている。

・緊急事態に心強い
→旅先で病気になったり、フライトの中止で違う便を手配する羽目になる。ロストバゲージ等のトラブルが起きた際に、添乗員が大半を処理してくれる

・情報、出会いがある
→コミュ障な人はどうしても、現地人との交流がなく寂しくなるときがある。しかし、添乗員付きツアーなら、一緒に旅行する人と仲良くなったり、また添乗員が語る情報の多さとトークの巧さに満足が得られることでしょう。遺跡や旅行先のことをノー勉でもしっかり学びたい方なんかにはオススメだ。

デメリット

・団体行動
→ツアー中は団体行動をしないといけない。一人でも時間にルーズだったり変な人がいると、気分を害すかもしれない。

・メシが微妙
→高額ツアーを選べばいい話だが、庶民的価格のツアーで出される料理は基本的にあまり美味しくない。モロッコやスウェーデン、イタリアに行ったときのメシはあまり美味しいとは言えず、自由行動中に行った店の方がよっぽど美味しかったりする。これは低価格化の代償と言えよう。

2.「ホテル&飛行機ツアー」

団体行動が苦手、でもホテルと飛行機をいちいち予約するのが面倒くさいという人向けに、ホテルと飛行機代だけのツアーというものも販売されている。

メリット

・とにかく気楽
→団体行動もないし、ホテルのチケットと飛行機のチケットを一度に貰えるのでマイペースな人にとってはラク

・安い
→団体ツアーだと、自分の興味のない場所も付き合わないといけない。「ホテル&飛行機ツアー」は、基本的にホテル代と飛行機代しか払わなくていいので安い&余った資金で自分の行きたい場所に金をつぎ込むことができる。ちなみに、妹と行ったマルタ旅行は2人合わせて13万円だった。

デメリット

・添乗員が付かない
→人によってはメリットでもあるが、このツアーは添乗員がつかない。基本的にデメリットはこれだけ。チケット受け取ったらあとは総て自分で手続きしないといけないのでトラブルに遭遇した際に少し苦労する。ブンブンも旅工房でオランダに行った際、飛行機が遅れたせいで迎えのタクシーが帰ってしまい、ロンドン支局に連絡したことがあります。オランダの公衆電話から連絡するのは大変だった。また、ホテルにチェックインする際、デポジットを取られたり、クレジットカードを預けないといけなかったりと旅慣れてないと最初は戸惑うことが多かったりする。

3.「完全個人手配」

Booking.comやスカイスキャナーで0から手配する方法。ブンブンがフランスに留学していた際、アイスランドやオーストリア、スイス等に完全個人手配で訪問した。

メリット

・真の旅の醍醐味が味わえる
→パッケージツアーでは出会えないような絶景や文化、人々との交流が得られる。本来の旅が持つ「スリル」を味わえる。

・武勇伝も出来る
→ザグレブからスロベニアに死にそうになりながら往復した(前編

後編

)。リヒテンシュタインから年賀状を送った

なんてエピソードはパッケージツアーじゃ作れない!自分だけの旅行だからこそ生まれてくるエピソードが完全個人手配にある。実際にブンブンの友人は、イタリアの大学の美女をナンパして授業に混じってみたり、好きなオペラ歌手に会ったりしていたぞ!

デメリット

・総て自己責任
→トラブルに遭った時、頼れるのは自分だけ。しょぼい英語でも勇気と粘り強さがあれば乗り切れるが、人によってはメンタルに大ダメージを受けるし、大金を失うかも知れない。だが、これが本来の旅行。リスクを楽しむっていうのも醍醐味だ。

最後に…

長々と書きましたがいかがでしたでしょうか?内定取り消し事件は本当に可愛そうで、これから就職活動を頑張る方々を応援したい。また今回の事件で海外旅行をしたくなくなった方に一言メッセージを送りたい。「てるみくらぶは嫌いになっても旅行は嫌いにならないでください」と。海外旅行に出ると、どんな旅行形態にせよ必ず得るものはある。海外に出ないと分からない「文化」、そしてインスピレーションが必ずある。だからこそ、またチャンスを見つけてトライして欲しい。実際にブンブンは学生時代に30カ国ぐらい行き、グローバルな視野がついた。日本で急に外国語で話しかけられても、それが普通に感じるようになった。趣味の映画の世界が身近に感じるようになった。なので、今回で諦めないで是非また挑戦してみてください!

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