#14【業界研究】旅行~インバウンドとMICEがキテいる!仕事内容、年収、将来性etc~

業界研究:旅行業界編

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※あくまでコレはブンブンの意見なので、
過信せず就職活動を行ってください。

就活生の中で、結構狙っている、
特に女子に人気な業界として
「旅行業界」
が挙げられる。

旅好きや留学経験者の
女子が「旅行できそう」、
「語学力を活かせる」、
「ツアーの企画をやってみたい」

などと夢を膨らませ、目指している方
が多い。

今回は、そんな旅行業界に迫ってみた。

旅行業界の展望

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↑NTTコム リサーチより引用

近年、「若者の旅行離れ(特に海外旅行)」
がささやかれ、国内外の旅行者が減少している
イメージをもたれている方がいるだろう。

しかし、NTTコム リサーチによると、
確かに10年前に比べると旅行者数
は減っているものの、
そこまで大きく減少しているとは言えない。
というのも、日本は少子高齢化が進んでおり、
退職し体力がまだ有り余っている団塊の
世代が積極的に旅行を行っているからである。

[blogcard url=”http://research.nttcoms.com/database/data/000576/”] そこに目をつけたクラブツーリズムは、
高齢者向けのツアーや企画作りで
他社との差別化を図っている。
例えば、クラブツーリズムでは
「エコースタッフ」と
「フェローフレンドリースタッフ」

という制度がある。

「エコースタッフ」は
老後の健康作り、
仲間作りをモットーに
「旅の友」という雑誌を
会員さんにお届けする
業務に参加することができる
企画。

「フェローフレンドリースタッフ」は
40~65才の方がバスのツアーガイドに
挑戦できるものだ。

このように、若者が旅行をしなくなったのを
受け、旅行業界各社は様々な戦略で
しのぎを削っている訳なのだが、
高齢者向けツアー以外に
近年注目を集めている
ものがある。
それはインバウンドとMICEだ。

インバウンド

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↑観光庁より引用

近年、街中で外国人を
見かけることが多くなっている。
それもそのはず。
観光庁のデータによると、
10年前に比べ訪日外国人が
約4倍にもなっているのだ!
恐らく2016年は2000万人を
超えているだろう。

さらに、近年テロでヨーロッパ
を旅行する観光客が減っており、
それに加え2020年には東京オリンピック
に向け国が観光事業促進を図っている
おかげもあり、如何にして訪日外国人
(インバウンド)を事業に取り込むかが
旅行業界の中で目玉となっている。

そこで、さらに注目を集めているのが
MICEだ!

注目を集めるMICE

MICEとは観光庁によると
次のように説明されている。

MICEとは、企業等の会議(Meeting)、
企業等の行う報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)
(Incentive Travel)、国際機関・団体、
学会等が行う国際会議(Convention)、
展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)
の頭文字のことであり、
多くの集客交流が見込まれる
ビジネスイベントなどの総称です。

BtoCの所謂ツアー旅行だと、
ゴールデンウィークや夏休みや冬休みと
シーズンが限られてしまい、閑散期が
どうしても生まれてしまう。
それを補う上でも、またインバウンドを
取り込む上でも有効な手段として
MICEは使われます。

例えば、日本旅行では
インド人の高校生140人の
防災環境施設視察ツアーを
組んでいる。

近畿日本ツーリストでは、
世界各国からやってくる
英語教師の研修や交通手段の
斡旋を行っていたりする。

また、旅行会社各社では
東京モーターショーや
工作機械見本市などのイベントで、
ホテルや新幹線、飛行機、
ケータリングを手配、
場合によっては足りない人材を
アルバイトを派遣し補完する
ということを行っている。

つまりMICEに力を
入れることで、日本の経済活動が
活発し、グローバル展開の手助けを
しているという構図ができあがるのである。
そして、特にこのMICEに力を
入れている会社が近畿日本ツーリストであり、
一般的な旅行ツアーよりも
ビジネス旅行やイベントなどの
MICEに重点を置いて、
2020年の東京オリンピックでの活躍を
目指しています。

旅行業界の種類

旅行業界というと、
「ツアーを企画したり」「添乗したり」という
イメージが強いが、必ずしも
そうではありません。
また、入社する会社や所属する
部署によって出来ることが大きく
異なるので「何をしたいのか」という
ビジョンはしっかり持った方が良いです。
特にJTBグループは、
JTBはJTBでもBtoCからBtoBさらには
商社やクレジットカード、出版まで
多くの子会社から成り立っているので、
しっかり子会社選定を行わないと
入社後辛いぞ!

BtoC系

まずBtoC系について、
JTB首都圏やJTB国内旅行企画、
JTBワールドバケーションズ
などが
当てはまります。

店頭でお客さんを相手に、
旅行プランを提示したり、
旅行を企画したりします。
中には、大学の新入生歓迎会
や文化祭にお邪魔して
営業することもあります。

尚、多くの旅行会社の場合
現場を知るためにも入社
1年目は徹底的に添乗に
行かされます。

あなたの好きな旅行とは違い、
お客様のわがままを聞く必要があるぞ。
海外旅行なんかだと、
免税申告書類をなくす方や、
入国審査でトラブル人、
行方不明になる人などがいるので、
その都度語学力やコミュニケーション
能力を駆使して対処する必要があります。

ブンブンの知人は、入社一年目にして、
ロシア、デンマーク、ポーランド

添乗に行ってます。

BtoB系

近畿日本ツーリストや
JTBビジネストラベル
ソリューションズ等
が該当。

一方BtoBは、
皆さんの持つ「旅行業界」とは
全く違う側面を持っています。
オフィスワークが中心と
なっており、企業から来る
出張手配を行ったり、
時には法人企業に
チケットをお届けに行ったり
します。

また、バスツアーや
見本市の立ち番や
機材運搬等も行ったりする。
縁の下の力持ちだ。

一見すると地味な仕事ですが、
シーズンオフが基本的に
ないので、将来性はあるぞ!

選考スケジュールと内容!

来年も今年と変わらない
選考スケジュールだとすると次のような
形になると予想できます。

・2016年9月~2017年1月:インターンシップ
・2017年2月~2017年3月:
 会社説明会
 (インターン参加者は特別選考
 上手くいけばこの時期に内定)
・2017年3月~2017年4月:ES提出
・2017年6月~:面接
・2017年7~9月:内定
・2017年10月:内定式

ESで書くことは、旅行会社だけに
「あなたの一番感動した旅にまつわるエピソード」
「あなたの考える旅行プラン」
「2020年東京オリンピックに向け挑戦したいこと」

などといったことを大体400字程度で書かされます。

またWebテストは、性格診断が他業種と比べ
重いものが多く、苦渋の選択を強いられる
問題が多いです。
またJTBグループに関しては、
大きな会場で一般常識問題を出題
されます。
「世界遺産検定」や「総合旅行業務取扱管理者」
の資格勉強していた人はノー勉でもいけます。

さて、就活生の中には、
「世界遺産検定」や「総合旅行業務取扱管理者」
取った方が良いのかという
疑問が出てくるだろう。
正直、全く必要ありません。
多少、面接で語るネタが増えたり、
入社してから少し給料が上がるぐらいの
ものです。塾に通ってまで「総合旅行業務
取扱管理者」を取る必要はないと
個人的に考えています。
まあ、心配だったら簡単に取得できる
「世界遺産検定2級」

に挑戦することを
オススメします。

気になる年収・休暇は…?

意外と低いです。
実際に某大手旅行会社の方に
訊いたところ30代でも年収350万程で、
「旅行会社はやめとき!」と
言われました。

また休日は一応、週休2日(土・日)
取れるところも多いのだが、
企業側の要望や添乗で
潰れ休日が不定期がちになるとのこと。

一方、その代わりに旅行休暇
くれるところが結構あり、
実際に海外や国内旅行に割引価格で
行くことができるとのこと。

なので、旅行業界は…
本当の旅行好き以外には
あまりオススメできません。

GoogleMapsや旅行番組等で
擬似的に旅行が体感できる環境が
整い、旅行者が減っている現在。
さらに近年、民泊やネット予約サイトの
台頭により大手旅行会社もかなり
厳しい闘いを強いられています。

それでも、やり甲斐はあるので、
興味ある方は是非選考試験受けてください!

おまけ:教育実習と両立しない方が良い件

この記事を読んでいる方で、
教育実習を行こうと考えている人はいますか?

もしいたら、やめとけ!
ブンブン、旅行会社の1次選考が通り
面接セクションに4社ほど進んでいたのだが、
教育実習と重なりました。

電話で日程変更を懇願したのですが、
すべて「諦めてください」と言われてしまいました。
つまり旅行会社4社全滅です。

なので、旅行会社を受けようと思う方で
教育実習を受ける方はどちらか諦めるか、
受け入れ校こそ少ないが秋の教育実習を
狙ってみることをオススメします。

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