『Wesh wesh, qu’est-ce qui se passe?』ザイメッシュの長編デビュー作

Wesh wesh, qu’est-ce qui se passe?(2001)

監督:ラバ・アメール・ザイメッシュ

評価:60点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

日仏学院のメディアテークにてラバ・アメール・ザイメッシュの長編デビュー作を見つけた。タイトルの『Wesh wesh,』はフランス語のスラングで《よう》という意味らしい。ザイメッシュはバンリュー映画の監督であり、長編デビュー作からバンリューを舞台にしていることがわかる。

『Wesh wesh, qu’est-ce qui se passe?』あらすじ

Kamel, a young man from the french ghetto, near Paris, is coming back to France. He was arrested for dealing drugs, he spent five years in jail and was banned from France for two years. He tries, with his family’s support, to find a job and live a normal life. But nothing’s normal in the ghetto.
訳:パリ近郊の貧困地区出身の若者カメルが、フランスに戻ってくる。彼は麻薬の売買で逮捕され、5年間の服役と2年間のフランス入国禁止処分を受けていたのだ。家族の支えを得て、彼は職を見つけ、普通の生活を送ろうと試みる。しかし、あの地区に「普通」など存在しない。

※IMDbより引用

ザイメッシュの長編デビュー作

本作は『カリートの道』を始めとするギャングが出所し更生しようとも運命に抗えない様をバンリューで展開している。カメルがバンリューへ戻ってきて新しい人生を始めようとするところから始まる。映画はバンリューでの文化をドキュメンタリータッチで描いており、クスクスだろうか料理の仕込みをしている女性が映し出されたりする。バンリューは日本の団地のように狭い。また、バンリュー全体に負のオーラが漂っている。そのような空間で、行き場のない様が描かれている。映画としては、紋切り型な作品であったもののザイメッシュの観点を知る上で重要な一本であった。