【東京国際映画祭】『ペルシアン・バージョン』ライトすぎるノリについていけず……

ペルシアン・バージョン(2023)
The Persian Version

監督:マリアム・ケシャヴァルツ
出演:Layla Mohammadi,Niousha Noor,Kamand Shafieisabet,ビジャン・ダニシュメンド、ベラ・ワルダetc

評価:40点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

第36回東京国際映画祭コンペティション部門に選出された『ペルシアン・バージョン』を観た。

『ペルシアン・バージョン』あらすじ

1980年代にイランからアメリカに移住し、イスラム革命のために帰国できなくなったイラン人母娘の一代記。アメリカとイラン二国間の緊張関係の中で生きる人々を描く。随所に見られるミュージカル風演出が素晴らしい。

※第36回東京国際映画祭サイトより引用

ライトすぎるノリについていけず……

第36回東京国際映画祭コンペティション作品。イランとアメリカにルーツを持つ女性とその家族の物語をミュージカルコメディタッチで描く作品。東京国際映画祭のコンペティションにしては珍しいほどアメリカ大衆娯楽映画のルックスを持っていたのに衝撃を受ける。

全体的に軽いノリすぎて、内容の重さに反して軽すぎるなと当惑している内に映画が終わってしまった印象が強い作品であった。

なによりも出産の過程で子どもが死んでいるのに、「この子におっぱいをあげてやってくれ」と母を失った赤子を渡される場面がグロテスクすぎて、サラッと描いてスルーしちゃいけないような気しかしなかった。

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※第36回東京国際映画祭サイトより画像引用