【 #死ぬまでに観たい映画1001本 】『乙女の祈り』ケイト・ウィンスレットが怖い

乙女の祈り(1994)
HEAVENLY CREATURES

監督:ピーター・ジャクソン
出演:メラニー・リンスキー、ケイト・ウィンスレット、サラー・パース、クライヴ・メリソン、ダイアナ・ケント、サイモン・オコナーetc

評価:75点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

「死ぬまでに観たい映画1001本」掲載のピーター・ジャクソン映画『乙女の祈り』を観た。

『乙女の祈り』あらすじ

54年6月にニュージーランドで起きた実際の事件に材を取り、多感な二人の少女が、殺人の凶行に駆り立てられるまでを追った異色の心理ドラマ。思春期の少女特有の純粋さと残酷さを描くヴィヴィッドな演出と、少女たちが夢見る幻想世界を表現する斬新なヴィジュアル・センスが見もの。監督は「ブレインデッド」の奇才ピーター・ジャクソン。製作は「ブレインデッド」ほか、彼の前2作でもジャクソンとコンビを組んだジム・ブース、エクゼクティヴ・プロデューサーはハンノー・フス。脚本はジャクソンとテレビ映画出身で89年以来彼とパートナーを組むフランシス・ウォルシュの共同。撮影のアルン・ボリンガー、音楽のピーター・ダセント、編集のジェイミー・セルカークら、ジャクソン作品の常連組のほか、ヴィジュアル・エフェクトをW.E.T.A.、美術をグラント・メイジャーがそれぞれ担当。主演の少女2人には新人のメラニー・リンスキーとケイト・ウィンスレットがそれぞれ起用された。劇中歌として、50年代の人気歌手マリオ・ランザの『フニクリ・フニクラ』やプッチーニの『蝶々夫人』が使われるなど音楽的に多彩な内容となっている。ちなみにモデルとなった2人は現在社会復帰しており、ポウリーンはオークランドの書店に勤務し、ジュリエットは英国に戻った後アン・ペリーの名前で作家になったと報じられている。

映画.comより引用

ケイト・ウィンスレットが怖い

『バッド・テイスト』、『ブレインデッド』とゲテモノ映画を撮ってきたピーター・ジャクソンがヴェネツィア国際映画祭で監督賞を獲った作品。とはいってもゲテモノ路線である。何よりもケイト・ウィンスレットの怪演が強烈だ。彼女は転校生役を演じているのだが、転校初日から目つきがギョロッとしていて怖い。いきなり、先生に嫌味ったらしくミスを指摘する。美術の授業では関係ない絵を描いて怒られる不良っぷりを魅せつけるのだが、そんな彼女に影なる存在だったクラスメイトが好意を抱く。二人が作り出す空想世界の造形は『ロード・オブ・ザー・リング』に影響を与えたであろう。徹頭徹尾、暴走する二人の女の物語に魅了されたのであった。

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※映画.comより画像引用

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