太陽の中の対決(1967)
HOMBRE
監督:マーティン・リット
出演:ポール・ニューマン、フレデリック・マーチ、リチャード・ブーン、ダイアン・シレント、マーティン・バルサム、バーバラ・ラッシュ、キャメロン・ミッチェルetc
評価:50点
おはようございます、チェ・ブンブンです。
「死ぬまでに観たい映画1001本」掲載の西部劇も大分終盤に差し掛かってきた。苦手ジャンルだけに残り50本切っても残存している西部劇。今回はポール・ニューマン主演の西部劇を観た。
『太陽の中の対決』あらすじ
1880年代の東部アリゾナ。ここは元アパッチの地であったが、白人に奪われてから、彼らはサン・カーロスの保護地に移り住んだ。その中のひとりジョン・ラッセル(ポール・ニューマン)は白人だがアパッチに育てられた男だ。彼は養父から遺産として下宿屋をもらったが、それを売りはらい、コンテンションという所で馬を買う計画をたてていた。そして数日後、南へ行く小型の馬車をやっとのことで見つけることができた。
高低差と間合い
本作は高低差と間合いの映画とみた。例えば、酒場の場面で、アパッチ族に嫌がらせする白人が映る。不敵な笑みを浮かべながら、不穏な空気を作り出し、酒をアパッチ族の顔面にぶちまける。バチバチ一触即発の事態となるが、その空気を引き裂くのは、背後の人物である。この背後の取り方が絶妙に面白い。同様に、高いところから眼差しを向け、坂のような場所を降りていくアクションは注目すべきものがある。とはいえ、ストーリー自体はそこまで新鮮さを感じず、掲載された意義を見出すことができなかった。きっと、アメリカからすれば重要な一本なんだろう。そういう映画と出会うのも「死ぬまでに観たい映画1001本」の面白いところだと思う。
※映画.comより引用