荒武者キートン(1923)
OUR HOSPITALITY
監督:バスター・キートン
出演:バスター・キートン、ジョー・ロバーツ、ナタリー・タルマッジ、ジョセフ・キートンetc
評価:70点
おはようございます、チェ・ブンブンです。
「死ぬまでに観たい映画1001本」2011年版のサイレント映画も大分観てきたので、ラストスパートとしてバスター・キートンの『荒武者キートン』観てみました。
『荒武者キートン』あらすじ
喜劇王バスター・キートンの長編第2作。19世紀初頭。アメリカ南部で暮らすマッケイ家のひとり息子ウィリアムは、宿敵カンフィールド家との争いを避けるためニューヨークへ送られる。やがて成長したウィリアムは、遺産相続のため故郷へ帰ることに。その旅の途中、ウィリアムは同じ汽車に乗り合わせた女性ヴァージニアと親しくなり夕食に招かれる。しかし彼女がカンフィールド家の令嬢だったことから、ウィリアムはマッケイ家に恨みを抱くカンフィールド家の男たちに命を狙われてしまう。ヴァージニア役に、当時のキートンの実生活のパートナーだったナタリー・タルマッジ。
汽車に石を投げつけろ!
本作は汽車アクション映画だ。汽車といっても速度はめちゃくちゃ遅い。チャリンコレベルだ。あまりに遅いスピードで動くので、面白いことに犬が延々とついてくる。そんな最中、おっさんが石を汽車に向かって投げ始める。運転手もブチ切れて、資材をおっさんに向かって投げ始めるのだが、これは罠だった。なんと、おっさんは運転手が投げる資材を強奪しようとしていたのだ。颯爽と彼は資材を集めて去っていく。
そんな治安が悪い道中なので、キートンの顔は真っ黒になってしまう。
そんなキートンの道中は修羅場だらけだ。ギャングに命を狙われ始める。だが、彼はのほほんとしており、陰から現れる男がピストルを撃つが不発に終わる。その様子を見ていた彼が、ピストルを奪い取り、ほらねと一発撃って返却したりする。
激流に飲まれてもキートンは飄々と修羅場を攻略していくのだ。
これは元祖修羅場映画ですね。
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