【備忘録】MUBIライブラリの神ランナップをリスト化しました。
MUBIライブラリのGUI。
(ブログに載せる用に撮影) pic.twitter.com/28IR2phQko— che bunbun@ 映画の伝道師 (@routemopsy) May 21, 2020
昨日、MUBIからとんでもないシステムの話が舞い込んできた。
MUBIとは海外のサブスクリプションで年会費500円程支払えば、世界のレア作品にアクセスできる代物。U-NEXTレベルのレア作、アート映画に物足りない映画ファンが行き着く最後のサブスクリプションにあたる。MUBIの特徴といえば、毎日1本配信開始と配信終了が行われ、常時30本の作品のみが観られることだ。アート系の作品は体力を使うので、膨大にあっても映画ファンは逆に観ないことを意識したシステムになっている。
しかし、昨日MUBIからMUBIライブラリというサービスが開始されたのだ。
これはMUBIの配信作品をアーカイブとして会員ならいつでも再生可能とするシステムであった。コロナ禍で映画観賞のあり方、映画文化が変わりつつある今、MUBIはポリシーを捻じ曲げて大勝負に出たのです。
そして、ラインナップが凄いことになっている。『死ぬまでに観たい映画1001本』の観賞困難作『冬の旅』に始まり、シャンタル・アケルマンの隠れた傑作『オルメイヤーの阿房宮』、そしてなんと!ジャック・リヴェットの12時間に及ぶ前衛的なドラマ『アウト・ワン 我に触れるな』まで配信されている狂気を魅せている。
これはあまりに凄いので、ランナップをリスト化してみました。
流石に量が多いので一部となりますが、他にもベルトラン・マンディコやエドモンド・ヨウの作品等珍しい作品が楽しめますので、是非おうち時間、おうち映画の肴に使ってみてください。
※線が引いてある作品は、ブンブン評に飛べます。
MUBIライブラリ作品リスト(2020/05/22時点)
・地球最後の男/THE LAST MAN ON EARTH(ウバルド・ラゴーナ/シドニー・サルコウ、1964)
・ゴーストタウン・アンソロジー/Ghost Town Anthology(ドゥニ・コテ、2019)
・Ankur(シャーム・ベネガル、1974)
・大人は判ってくれない/The 400 Blows(フランソワ・トリュフォー、1959)
・わたしはロランス/Laurence Anyways(グザヴィエ・ドラン、2012)
・気狂いピエロ/Pierrot Le Fou(ジャン=リュック・ゴダール、1965)
・赤い砂漠/Red Desert(ミケランジェロ・アントニオーニ、1964)
・仁義/Le Cercle Rouge(ジャン=ピエール・メルヴィル、1970)
・仮面/ペルソナ/Persona(イングマール・ベルイマン、1966)
・地獄の黙示録/Apocalypse Now(フランシス・フォード・コッポラ、1979)
・フィクサー/The Fixer(エイドリアン・シタール、2016)
・South is Nothing(ファビオ・モロ、2013)
・THE GRAND BIZARRE(ジョディー・マック、2018)
・THE FALL(ジョナサン・グレイザー、2019)
・Blood Sucking Freaks(ジョエル・M・リード、1976)
・トロメオ&ジュリエット/Tromeo and Juliet(ロイド・カウフマン、1996)
・Toyland(Jochen Alexander Freydank、2007)
・インディア・ソング/India Song(マルグリット・デュラス、1975)
・きっと、うまくいく/3 IDIOTS(ラージクマール・ヒラニ、2009)
・長江哀歌/STILL LIFE(ジャ・ジャンクー、2006)
・リトル・ショップ・オブ・ホラーズ/LITTLE SHOP OF HORRORS(ロジャー・コーマン、1960)
・ART HISTORY(ジョー・スワンバーグ、2011)
・武器庫/ARSENAL(アレクサンドル・ドヴジェンコ、1929)
・緋色の街/スカーレット・ストリート/SCARLET STREET(フリッツ・ラング、1945)
・THE DAUGHTER OF FIRE(アルベルティーナ・カッリ、2018)
・シャレード/Charade(スタンリー・ドーネン、1963)
・パーク/THE PARK(ダミアン・マニヴェル、2016)
・オルメイヤーの阿房宮/Almayer’s Folly(シャンタル・アケルマン、2011)
・Upstream Color(シェイン・キャルース、2013)
・私たちの好きな八月/Our Beloved Month of August(ミゲル・ゴメス、2008)
・スタア誕生/A STAR IS BORN(ウィリアム・A・ウェルマン、1937)
・PERSÉCUTION(パトリス・シェロー、2009)
・マラノーチェ/MALA NOCHE(ガス・ヴァン・サント、1986)
・トニー・マネロ/Tony Manero(パブロ・ラライン、2008)
・処女の寝台/The Virgin’s Bed(フィリップ・ガレル、1969)
・7月14日の娘/The Rendez-Vous of Déjà-Vu(アントナン・ペレジャトコ、2013)
・上海異人娼館 チャイナ・ドール/Fruits of Passion(寺山修司、1981)
・UNRELATED(ジョアンナ・ホッグ、2007)
・The Pleasure of Being Robbed(ジョシュ・サフディ、2008)
・サウスランド・テイルズ/Southland Tales(リチャード・ケリー、2006)
・TRASH HUMPERS(ハーモニー・コリン、2009)
・ジョン・フロム/JOHN FROM(João Nicolau、2015)
・Cassandro, the Exotico!(Marie Losier、2018)
・TAKE ME SOMEWHERE NICE(ENA SENDIJAREVIĆ、2019)
ピーター・ストリックランド作品
・GUO4(ピーター・ストリックランド、2019)
・KATALIN VARGA(ピーター・ストリックランド、2009)
ペーター・チャーカスキー作品
・OUTER SPACE(ペーター・チャーカスキー、1999)
・Instructions for a Light and Sound Machine(ペーター・チャーカスキー、2005)
Pere Portabella作品
・Nocturne 29(Pere Portabella、1968)
・Umbracle(Pere Portabella、1970)
・Vampir(Pere Portabella、1971)
・The Silence Before Bach(Pere Portabella、2007)
クシシュトフ・ザヌーシ作品
・結晶の構造/THE STRUCTURE OF CRYSTAL(クシシュトフ・ザヌーシ、1969)
・家族生活/FAMILY LIFE(クシシュトフ・ザヌーシ、1971)
・ILLUMINATION(クシシュトフ・ザヌーシ、1973)
・保護色/CAMOFLAGE(クシシュトフ・ザヌーシ、1977)
・コンスタンス/Constants(クシシュトフ・ザヌーシ、1980)
・LIFE FOR LIFE: MAXIMILIAN KOLBE(クシシュトフ・ザヌーシ、1991)
・LIFE AS A FATAL SEXUALLY TRANSMITTED DISEASE(クシシュトフ・ザヌーシ、2000)
・Suplement(クシシュトフ・ザヌーシ、2002)
・REVISITED(クシシュトフ・ザヌーシ、2009)
オリヴィエ・アサイヤス作品
・DEMONLOVER デーモンラヴァー/Demonlover(オリヴィエ・アサイヤス、2002)
・Noise(オリヴィエ・アサイヤス、2006)
・夏時間の庭/SUMMER HOURS(オリヴィエ・アサイヤス、2008)
サタジット・レイ
・チェスをする人/The Chess Players(サタジット・レイ、1977)
・家と世界/The Home and the World(サタジット・レイ、1984)
・見知らぬ人/THE STRANGER(サタジット・レイ、1991)
アニエス・ヴァルダ作品
・Diary of a Pregnant Woman(アニエス・ヴァルダ、1958)
・Salut les Cubains(アニエス・ヴァルダ、1963)
・ヤンコおじさん/Uncle Yanco(アニエス・ヴァルダ、1967)
・Lions Love(アニエス・ヴァルダ、1969)
・冬の旅/VAGABOND(アニエス・ヴァルダ、1985)
・The So-Called Caryatids(アニエス・ヴァルダ、1984)
・Menu Total(クリストフ・シュリンゲンズィーフ、1985)
・Jane B. for Agnès V.(アニエス・ヴァルダ、1988)
・落穂拾い/The Gleaners and I(アニエス・ヴァルダ、2000)
・アニエスの浜辺/THE BEACHES OF Agnès(アニエス・ヴァルダ、2008)
クシシュトフ・キェシロフスキ作品
・傷跡/THE SCAR(クシシュトフ・キェシロフスキ、1976)
・終わりなし/NO END(クシシュトフ・キェシロフスキ、1985)
・偶然/Blind Change(クシシュトフ・キェシロフスキ、1987)
・殺人に関する短いフィルム/A SHORT FILM ABOUT KILLING(クシシュトフ・キェシロフスキ、1988)
・愛に関する短いフィルム/A SHORT FILM ABOUT LOVE(クシシュトフ・キェシロフスキ、1988)
クリストフ・シュリンゲンズィーフ作品
・アドルフ・ヒトラー100年 防空壕での総統の最後のひととき/A Hundred Years of Adolf Hitler(クリストフ・シュリンゲンズィーフ、1989)
・テロ2000年 集中治療室/Terror 2000 (クリストフ・シュリンゲンズィーフ、1992)
・ボトロップの120日/The 120 Days of Bottrop(クリストフ・シュリンゲンズィーフ、1997)
ジョアン・ペドロ・ロドリゲス作品
・ファンタズマ/O FANTASMA(ジョアン・ペドロ・ロドリゲス、2000)
・男として死ぬ/To Die Like a Man(ジョアン・ペドロ・ロドリゲス、2009)
アンゲラ・シャーネレク作品
・マルセイユ/Marseille(アンゲラ・シャーネレク、2004)
・儚き道/The Dreamed Path(アンゲラ・シャーネレク、2016)
セルゲイ・ロズニッツァ作品
・TRAIN STOP(セルゲイ・ロズニッツァ、2000)
・PORTRAIT(セルゲイ・ロズニッツァ、2002)
・THE SETTLEMENT(セルゲイ・ロズニッツァ、2002)
・LANDSCAPE(セルゲイ・ロズニッツァ、2003)
・FACTORY(セルゲイ・ロズニッツァ、2004)
・REVUE(セルゲイ・ロズニッツァ、2008)
・LETTER(セルゲイ・ロズニッツァ、2013)
・THE EVENT(セルゲイ・ロズニッツァ、2015)
ナンニ・モレッティ作品
・I Am Self Sufficient(ナンニ・モレッティ、1976)
・青春のくずや〜おはらい/Ecce Bombo(ナンニ・モレッティ、1978)
・監督ミケーレの黄金の夢/GOLDEN DREAMS(ナンニ・モレッティ、1981)
ジョナス・メカス作品
・リトアニアへの旅の追憶/REMINISCENCES OF A JOURNEY TO LITHUANIA(ジョナス・メカス、1972)
・ロストロストロスト/何もかも失われて/LOST, LOST, LOST(ジョナス・メカス、1949)
セルゲイ・パラジャーノフ作品
・火の馬/Shadows of Forgotten Ancestors(セルゲイ・パラジャーノフ、1965)
・スラム砦の伝説(THE LEGEND OF THE SURAM FORTRESS、1984)
・アシク・ケリブ/Ashik Kerib(セルゲイ・パラジャーノフ、1988)
ジャック・リヴェット作品
・アウト・ワン 我に触れるな/OUT 1(ジャック・リヴェット、1971)
・デュエル/DUEL(ジャック・リヴェット、1976)
ラヴ・ディアス作品
・あるフィリピン人家族の創生/Evolution of a Filipino Family(ラヴ・ディアス、2005)
・メランコリア(ラヴ・ディアス、2008)
・昔のはじまりFrom What Is Before(ラヴ・ディアス、2014)
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