新型コロナウイルス蔓延中だからこそ自宅で観たい映像コンテンツ5選

新型コロナウイルス蔓延中だからこそ自宅で観たい映像コンテンツ

おはようございます、チェ・ブンブンです。

現実が虚構を超えてしまっている世紀末の2020年。

まさか、『AKIRA』で描かれている未来世界、『麻雀放浪記2020』で皮肉がてら描かれた東京五輪2020中止後の世界がすぐそこに感じられる世界軸がやってくるとは思いもよりませんでした。中国・武漢で始まった新型コロナウイルスは、あれよあれよというまに世界中に広がりました。日本でも、恐ろしいことに小中高の公立学校は国から休校のお達しが来ました。薬局では、連日マスクやトイレットペーパーなどといったものが品薄となりオイルショックさながらの混沌を迎え始めました。日経平均株価も1,000円以上の下落を観測し、音楽イベントはもちろん、映画館でも数週間の営業停止が発表され始めました。2001年のアメリカ同時多発テロ事件、2011年の東日本大震災と10年に一度歴史的な大惨事が起こるのですが、今回1年早く新たな世紀末が世界を襲いました。

さて学生や、あるいは休業となったフリーランスにとって、外にもいけない、家でもすることがない虚無の春休みが到来してしまいました。どのように過ごそうか悩まれている方も多いことでしょう。そこで、今回チェ・ブンブンは暇を有意義に過ごせる映像コンテンツを幾つか紹介していこうと思います。少しでも、鬱蒼とした世紀末に病んでいく心のサプリメントになればと思います。

1.ひつじのショーン公式サイト(youtube)

恐らく、今回の学校臨時休校で困るのは共働きの親御さんだと思います。特に、小学生の子どもを持つ親御さんにとって、どうやって我が子を退屈させないか悩ましいところがあります。そんな悩める親御さんにオススメしたいのは、『ひつじのショーン 公式チャンネル』です。

『ウォレスとグルミット』のアードマン・アニメーションズが手がける大人気ストップモーション・アニメーション『ひつじのショーン』が無料で楽しめます。『ひつじのショーン』はアイデアの宝庫で、毎回観るたびに大人でも柔軟な発想に驚かされます。台詞なしで、キャラクターの動きだけで癒しと興奮を与えるアードマン・アニメーションズにインスピレーション掻き立てられることでしょう。

2.Korean Classic Film(youtube)

韓国映画のデータアーカイブサイトKMDbが運営する1930年代以降の韓国映画が観られるサイト。韓国映画が世界で認知されるようになったのはここ30年。日本ではパク・チャヌクやポン・ジュノといった386世代が注目されがちですが、この韓国映画チャンネルでは今ではシネフィルの間でも中々話題にならないイム・グォンテク(『酔画仙』、『風の丘を越えて/西便制』)やペ・チャンホ(『鯨とり コレサニヤン』)などの作品を楽しむことができます。言語も韓国語、英語はもちろん、作品によってはフランス語や中国語も選択できます。

3.Firuza Mammadova(youtube)

日本の誰よりも、未知なる映画を開拓し続ける超人・済藤鉄腸(@GregariousGoGo)さんが先日オススメしていたアゼルバイジャンの外国語大学教師によるアゼルバイジャン映画のアーカイブチャンネルで、中々陽の目を浴びることのないアゼルバイジャンの名作を英語字幕つきで楽しむことができます。

変わった映画に挑戦して観たい方は必見!

4.日本アニメーション映画クラシックス(web)

日本ならではの面白いページを見つけました。2017年に開設された戦前の日本のアニメーションを気軽に楽しめるサイトです。アニメーション大国日本ならではの原石を味わうことができます。映像が綺麗ばかりが日本のアニメーションではありません。先人の積み重ねから現代の日本アニメを見直してみてはいかがでしょうか?

5.Konbini-Vidéo Club(youtube)

フランスの映画メディアサイトKonbiniが配信する、映画監督がひたすら好きな映画を語るVidéo Clubが結構面白いです。監督によっては英語や日本語の字幕をつけてトークを聴くことができ、なんと是枝裕和も出演しており、ホウ・シャオシェンやパヴェウ・パヴリコフスキなどについて語っています。

最後に

新型コロナウイルスのせいで、外に出たくても中々出られない悲しい事態。こういう時こそ、家でできる文化的活動をして少しでも体力を温存しておきましょう。お役に立てれば光栄です。

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