【映画館リポート】もはやNetflix専門館!あつぎのえいがかんkikiへ行ってきた話

【映画館リポート】もはやNetflix専門館!あつぎのえいがかんkikiへ行ってきた話

おはようございます、チェ・ブンブンです。

最近、映画館運がなくて3回に一度のペースでマナーの悪いお客さんに遭遇し頭を抱えています。そして行きつけのTOHOシネマズは、フリーパスの廃止や6ポイント無料鑑賞の制限、映画好きならドン引きするであろう途中でポップコーンを買いに行くCM等、ここ数年ドンドンサービス品質が下がっている。先日、春から貯めに貯め、下半期ずっと使っていた6ポイント無料鑑賞も使い切り、遂に新しい映画館を開拓する気になりました。

どうやら本厚木に新しい映画館ができたそうで、しかもネットフリックスオリジナル作品を中心に上映しているということで《あつぎのえいがかんkiki》へ行ってきました。

あつぎのえいがかんkiki公式サイト

アクセス


住所:神奈川県厚木市中町2-12-15 アミューあつぎ 9F
電話番号:046-240-0600

小田急線「本厚木」駅から北口へ降り、イオン方面へ向かうこと5分。複合施設アミューあつぎ9階にあります。新宿のバルト9同様、9階へ上がるまで、エスカレーター、エレベーターどちらを使用しても5分ぐらいかかるので、余裕をみて行動する必要があります。

本館は、昨年閉館したアミューあつぎ映画.comシネマを株式会社映像機器システム社が引き継ぎ、2018年12月15日から運営されている。アミューあつぎ映画.comシネマ閉館からあつぎのえいがかんkiki開館に関して、スタッフとの雇用関係で少し揉めたらしいが、今回訪れてみて、そういった社内のギクシャクした関係は見受けられず、第一印象は良かったです。

地方ミニシアターの新たな映画館経営戦術

あつぎのえいがかんkikiがある劇場は過去2回閉館している。東京テアトルが運営する厚木テアトルシネパークが2008年に、そしてアミューあつぎ映画.comシネマが2018年に閉館している。駅から少し離れていることもあり、戦略的に映画を上映していかないと閉館に追い込まれる立地となっている。

実際に、今回鑑賞した『嵐電』は土曜日にも拘らず、観客が十数名程度であることからもなかなか厳しい立地であることが伺えます。そんな「あつぎのえいがかんkiki」が今回取った、Netflix専門館としての経営戦略は非常に鋭いと言えよう。昨年、TOHOシネマズは『Roma/ローマ』の上映を巡ってNetflixと対立をしてしまったせいか、Netflix映画の劇場公開の運命はマイナー映画館に委ねられることとなった。イオンシネマやアップリンクが、劇場公開実現に手を貸したのだ。大手シネコンがNetflixと決別したことはミニシアターにチャンスを受け渡したこととなる。

そして『Roma/ローマ』の日本劇場公開の成功、東京国際映画祭で先行上映されたNetflix映画の好評を受けてNetflixは『アースクエイク・バード』、『キング』、『アイリッシュマン』などといった作品を映画館で上映できるようになった。今回、その黒船にこの映画館も乗ったのです。今週は『アースクエイク・バード』、来週は『アイリッシュマン』といったように毎週Netflixオリジナル作品が公開されるのです。

運営会社が音響設備の会社ということもあり、その気になれば特大ウーファーで上映できるという切り札を持っているので新たな映画ファンを獲得できる兆しが見受けられる。また、昔ながらの映画館を引き継いだことによるフラットな座席問題も、今の時代に珍しい自由席方式にすることで前の席に背が高い人が座っていても移動できるようになっています。なかなか鋭い経営をされています。

料金について

料金は下記の通り。
一般:1,800円 ※kiki会員(1,200円)
大学・専門学生(要学生証):1,500円※kiki会員(1,200円)
中高生・小人(3歳以上):1,000円
シニア(60歳以上):1,100円※kiki会員(1,000円)
障がい者割引(要手帳)※介添え人1名様まで適用:1,000円
夫婦50割引(お二人で):2,200円
毎月1日ファーストデー:1,100円
毎週水曜サービスデー:1,100円
映画の日(12月1日):1,000円

年会費1,500円(月刊誌送付機能ありは2,000円)を支払うと、1,200円で映画が鑑賞でき、尚且つ7本鑑賞で1本無料券が貰えるポイントカードが使えます。ラインナップをみると、Netflix作品以外に、『大和(カリフォルニア)』や『i-新聞記者ドキュメント-』等ブンブン好みな作品が上映されるとのことで秒でkiki会員になりました。

最後に

今回、訪れてみて非常に好感を持てる映画館でした。映画館はとても綺麗だったし、客層も良かった。ただ、引き継いだスクリーンの特性だから仕方ない部分もあるのですが、椅子が結構硬かったり、スピーカー音が若干篭っていたりするという問題もあったりします。ただ、そういったどうしようもない問題を上映映画のセンスで乗り越えようとする意志は応援したくなります。

客層が、その映画館のファンというよりかは、そこに映画館があるから来るといった感じの人が多かった気がするので、いかにSNSを活用して映画館の個性を周知させていくのかが今後の課題だと感じました。

Netflixを契約しているが『アイリッシュマン』はここで観たいなー

あつぎのえいがかんkiki公式サイト

追記


映画館からコメントがきました。

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