『この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』ポンコツを認めれば、それは強く美しい

この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(2019)

監督:金崎貴臣
出演:福島潤、雨宮天、高橋李依、茅野愛衣etc

評価:採点不可

我が名はチェ・ブンブン、過去・現在・未来・異次元から万物の映画の記憶を己のDNAに宿す者!

ってことでTOHOシネマズフリーパスを使い、普段は全く観ないタイプの映画に触れてきた。フリーパスは異文化交流の素晴らしいツールである。今年で終わってしまうフリーパス最後の作品はこのアニメでした。25本面白い映画無料で観せてくれてありがとう!

『この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』あらすじ


異世界に転生した主人公の珍道中を描いた人気ライトノベルを原作に、テレビアニメが第2期まで放送されたファンタジーコメディ「この素晴らしい世界に祝福を!」の劇場版。交通事故によりあっけなく人生を終えたはずの引きこもり高校生・佐藤和馬(カズマ)は、ひょんなことから女神アクアを道連れに異世界に転生。何かとトラブルを引き起こすダメ女神のアクアと、中二病をこじらせた魔法使いのめぐみん、妄想が止まらない女騎士ダグラスの3人とパーティを組み、波乱万丈の冒険を繰り広げていた。そんなある日、彼らの前に紅魔女の少女ゆんゆんが現れ、彼女の故郷である「紅魔の里」の危機を訴える。生まれ故郷を救うため旅立ったゆんゆんを追い、カズマたちも紅魔の里へ向かうが……。監督の金崎貴臣、脚本の上江洲誠ら主要スタッフはテレビシリーズから続投。アニメーション制作を新たにJ.C.STAFFが手がける。
映画.comより引用

ポンコツを認めれば、それは強く美しい

本作はファンムービー、お祭りムービーなので宮川大輔ばりに困惑しながら身を委ねる。まさに言葉のドッヂボールだ。専門用語に専門用語の応酬。童貞女々しい男が生み出したようなボインがバインボインと揺れる谷に全身嫌悪が宿るが、意を決して受け入れてみる。するとエロスを巧みな伏線として使われていてその珍魔術に感銘を受ける。

モテたいという願いは、「貴方の子を産みたい」と迫る少女を前に有頂天時代を迎えるが、次のシーンでは筋肉隆々としか女魔物軍団に追われることでしっぺ返しを喰らう。

スカしているのだが、ヘタレで肝心な時にエスコートできない様は寅さんを思わずにはいられない。

そして、本作が描く、変態ヘタレだろうがポンコツネタ爆破魔法しか使えないだろうが、それを受け入れることで誰よりも強い魔法が生み出せるというメッセージは、インモラルでありながら-アニメだから許されるものという要素も合わさり-自信喪失した者を回復させる素晴らしい魔法となっていました。まさにタイトルに偽りなしですね。

部外者すぎるので本作には点数つけません。

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