デビルシャーク(2015)
SHARK EXORCIST
監督:ドナルド・ファーマー
出演:アンジェラ・ケレツ、ボビー・ケレツ、ジェームズ・バルサモetc
評価:30点
寝ても覚めてもサメ映画のことしか考えていない、《じゃぱにーずしゃーくむーびーくらすた》の間で絶大な人気を誇るZ級映画『デビルシャーク』。
なんと、Amazonにて配信されていたので観た。どうやら、サメとエクソシストが戦う映画らしいです。そして自治体によっては不燃ごみとして扱われるようですw
『デビルシャーク』あらすじ
悪魔が凶暴ザメに憑依!勇敢(?)なエクソシストは、サメを討伐しにやってくるのだが…デビルシャークと私
この手のZ級映画、バカ映画は、0点以下の点数が褒め言葉だ。寧ろ、30点とか、40点とかついてしまうと、微妙な作品という他の作品ではあり得ない判断基準が適用される。そう考えると、本作は0点に吹っ切れなかった作品といえる。ただ、フォローしておくと、大学生が下手に真面目に作った、映画祭の審査に出される作品の大半には勝っています。前衛さと独創性が、独特な旨味を引き出しています。
本作で特記すべき点は4つある。
1つ目は、肝心なサメアクションシーンが恐らく1分もないのだ。しかも、CGと役者の演技が噛み合ってないので、サメに襲われたのかがわかりにくいのだ。
2つ目に、サメを描かない代わりに嘔吐描写に入魂しているところ。本作では、5分に一度キャストの嘔吐が観られます。ただ、手数が少ないので、夜の電車で嘔吐する酔っ払いを見るような気持ちになります。
3つ目は、謎のサイレントパートがあることです。遊園地にエクソシストがやってきて、悪霊を探す(一応、サメ映画です)場面では、サイレント映画になってしまうのだ。ここは、サイレントホラー映画的演出が際立ちなかなか面白かったのだが、なんでこんな場面入れたのだろう?
最後に、観た人誰しもが疑問に思うエンドロールについて語らねばなりません。70分の低予算映画なのに、10分もエンドロールがあるのだ。『Xミッション』ないしハリウッド超大作並みの時間をかけて、何を語るのか?なんと、スタッフがショッピングモールでサメのぬいぐるみを買い、水族館を楽しむ様子をただ映しているだけなのだ。無駄にストーリー性もあるのだが、ヌーヴェルヴァーグ映画も真っ青な程難解だ。このオフショットの女優を観て興奮しろって無理な話。
結局、意外にもそこそこ楽しめたが、『死霊の盆踊り』レベルの爆発力はありませんでした。
それにしても、Amazonに書いてあったあらすじ、本当に観て書いているのだろうか?全く別物のあらすじに見えました(ブンブンが見逃していたのかもしれない)w
悪魔が憑依した巨大鮫VSエクソシスト!邪教に魅入られた修道女が召喚した悪魔が、凶暴で巨大なホオジロザメに憑依。次々と人を襲う!鮫に噛み殺された者は牙を生やした怪物に変異し、平和だった村は逃げ場なき地獄と化す!そんな時、破滅から人々を救うため一人のエクソシストが現れる。
サメ映画センター試験の時間です。 pic.twitter.com/MgDZSaHjxG
— サメ映画ルーキー (@Munenori20) 2019年1月13日
↑みんなサメ映画センター試験を解いて見よう!
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