『ドラゴンボール超 ブロリー』次もぜってぇ観てくれよな!と微笑む悟空の前で、我々は塵と化す…

ドラゴンボール超 ブロリー(2018)

監督:長峯達也
出演:野沢雅子、堀川りょう、中尾隆聖、島田敏etc

評価:採点不能(ブンブンのスカウターは壊れてしまいました…)

12月だ!師走だ!ブンブンは楽しみにしている作品がある。

『アリー/スター誕生』?

いいえ。

『シュガー・ラッシュ/オンライン』?
いいえ。

『ニセコイ』?
いいえ。

正解は…『ドラゴンボール超 ブロリー』だ!

ブンブン、漫画やアニメはあまり観ないので『ドラゴンボール』のことはよくわからない。ただ、最近お笑い芸人のアイデンティティのドラゴンボールモノマネに嵌っていて、野沢雅子の底抜けハイテンションさを体現した芸に毎日のように笑って楽しんでいます(カーナビのネタが好きです)。そんなブンブンの前に本家が現れた。これはブンブンに対して、ぜってぇ観てくれよな!と言っているようなもん。

ってことで行ってきました。この映画に強いヤツがいると思うと、おらぁワクワックすっぞ!

『ドラゴンボール超 ブロリー』あらすじ

宇宙にはまだまだ強い奴がいることにワクワクを隠せない悟空一行は今日も修行に励んでいる。そんな中、宿敵フリーザ一味にドラゴンボールを6つ盗まれてしまう。奪われたドラゴンボールを取り返すべく、酷寒の地に立つ彼らの前に現れたのは、凄まじい気を持つサイヤ人ブロリーだった。

なんなんだこれは!!

本作はトンデモナイ不意打ちであった。前半40分くらいまでは、壮大な王家の血を巡る物語が展開される。『バーフバリ 王の凱旋

』さながら、親子二世代に渡る憎しみと暴力の物語が重厚に描かれていく。そして今回のボスキャラ・ブロリーの強さに隠された悲しい物語が語られていく。ブンブン、『DRAGON BALL Z 神と神』のゆるーいイメージを想像して本作に臨んだだけあって、ギリシア神話のように濃厚な物語にあっと驚かされました。

ただ、そんな物語は後半60分なかったようにされる。というのも、後半60分は超人の常軌を逸したバトルのみで構成されているのだから。この「常軌を逸した」というのは、普通のぶっ飛んだ映画とは訳が違う。アニメーターの何人かは死んでいるのではと不安になるぐらい、常人離れした作画なのだ。実際に、納期ギリギリになっても、「まだ描かせてください。描き足りません」と言っていた現場だったそうだから、この映画のアクションには魂が宿っています。

まさしく、強さを求める者たちの肉体と肉体のぶつかり合いだ。それをなんと、超人の視点、アリーナ席で我々は観ることとなる。雪山を、破壊しながら進む様、音速を超えるスピードで、ぶつかり合い、大地は歪み、銀世界がマントルと入れ替わり火の国のなる。「地球が壊れちゃう!」と周りのガヤが叫んでいるが、現実世界だったらとっくに消滅しているレベルのディープインパクトだ。そんな地獄絵図の中、肉弾戦、波動と波動のぶつかる遠距離戦、悟空とベジータの連携プレイに、狂言回しフリーザとの戦闘が目まぐるしく展開されていく。この密度があまりに濃く、興奮しかないアクションの塊にブンブンのスカウターはすっかり大破してしまいました。これをIMAXとか4Dで鑑賞したらどんなに楽しいことでしょう。しかも、最後は悟空が「次もぜってぇ観てくれよな!」と言わんばかりの満面の笑みで終わる。これは次も観たくなりました。今オススメな映画です。原作知らなくても、アクション映画が好きならば観て損はありません。

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