地球の急ぎ方〜東京駅から成田空港まで2万5千円かかった件&釜山国際映画祭に直撃した台風25号がヤバすぎた件〜
先日、4日間行ってきた釜山国際映画祭。しかし、今回の旅は今までで最凶レベルに過酷だったのでここに報告しておきます。
スカイライナーが死んだ!!驚異の塩害
初日から、衝撃的なニュースが舞い込んだ。それはスカイライナーが停まったということだ。上野駅から成田空港まで30分で行ってくれる。それもここ10年運休はもちろん遅延すら遭遇したことがない最強の列車が運休になったのだ。原因は台風24号による塩害。送電線が相次いでショートしたのだ。駅員さんに成田空港までの代替手段を訊いたところ、東京駅で成田エクスプレスに乗るか、バスを利用してくださいとのこと。しかし、当然ながら東京駅も大混乱。成田エクスプレスに多くの人が集まりパニック状態。乗車券を買うだけでも1時間もの長蛇の列。バス乗り場も長蛇の列だ。現時点で11:30。飛行機は15:40出発だったが、LCCだったので登場拒否時刻がある。これはヤバイぞ。妹と相談して東京駅の八重洲口からタクシーに乗ることにしました。
タクシーでは50分ぐらいで着くとのことだったのだが、途中で、車の事故に遭遇。1時間以上かかりました。そして、気になる乗車賃はというと…25,360円でした。タクシーに乗っていなければ確実に間に合っていなかったのでしょうがないが、スカイライナーの10倍の料金がかかりました。非常にレアケースですが、今後台風等でスカイライナーや成田エクスプレスが停まった際には、是非参考にしてみてください…
釜山の台風がヤバイ!
釜山入り1週間前から台風25号の怪しい動きが気になっていました。どんどん動きが加速し、釜山の方へ向かっていく。そしてなんと、釜山入り果たした10/5(金)の夜から暴風雨が吹き荒れる事態となりました。
』を鑑賞後、MIDNIGHT PASSIONを観るまでの時間、飯を食おうと思い、散策をするのですが、暴風雨が強く散策どころではない。それに、映画の殿堂付近には、全く飲食店がない。コンビニすらないのだ。
なんとかカフェに入り、休憩するも、ドンドン暴風雨がヤバくなっていく。
ただ、台風の目に入ったのか、MIDNIGHT PASSIONが終わった後、雨は止んでいました。チケットブースには20人ぐらいの列ができてました。ブンブンは次の10:00からの『HIGH LIFE』に備え一旦ホテルに帰ることに。これが間違いだった。海雲台駅に着くと、そこは戦場だった。全く前に動けないのだ。なんとかイビスに向かうのだが、なんと辿り着いてビックリ!ブンブンが宿泊している方のイビスではなかったのだ!涙が出そうになったが頑張って帰る。
↑おにぎりを食べるブンブン。韓国のエナジードリンクでギンギンになりながら、次に備えるがドンドン風が強くなってくる。ホテルも揺れ始める…
↑下の建物の屋上が崩壊し始めたww
映画が終わった時、建物も終わっていた…
再び、映画館へ向かう。さっきとは強烈さの格が違う。一歩踏み出すと足元が取られます。到底傘をさせる状態ではない。走ると、浮遊感を感じる。それだけ、外は戦場なのだ。しかし、釜山の地下鉄は強い。何事もなかったかのように動いているのだ。傘も差せないから、バッグは雨ざらし。中のバウチャーがヨレヨレになって、受付で読めなくなってしまっている…。とはいえ、韓国人はいい意味でテキトー。「チケット見たからいいよ、あんた入りな」と入れてくれました。そして、寒い映画館の中、全身ずぶ濡れでクレール・ドゥニの『HIGH LIFE』を観ました。寒かった…風邪引くかと思った…
こうして映画を観たわけだが、上映後、妹から「ホテルの外に出られないんだけれど」と電話があった。そんな訳ないだろうと思って帰ってみる。すると、海台駅周辺は地獄絵図となっていました。
町のアチコチでガラスが割れ、看板が落ち、工事現場は崩壊していました。ビバンダムくんの手もなくなっていましたw
そして、ホテルに着くと、ブンブンの目の前には壊れた入口が待ち受けてました。確かにこれは外出できない。地下駐車場からホテルの中に入りました。
到底外でご飯を食べることができないので、コンビニで軽食を買って、この後ホテルにしばらくいました。
個人的に今回凄かったのは、韓国人の対応が早かったことだ。数時間後には入口扉は修復されていました。町中のガラス片も片付けられていたのです。毎回過酷な旅をしているブンブンも今回ばかりは参りました。幸運にも、自分のやりたいことは全部出来たので大満足でした。
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