『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』力技な演出が鼻につく

ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男(2017)
Borg/McEnroe(2017)

監督:ヤヌス・メッツ
出演:シャイア・ラブーフ、スベリル・グドナソン、
ステラン・スカルスガルドetc

評価:20点

TOHOシネマズのフリーパスポートで『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』『寝ても覚めても

』という傑作を立て続けに観た後、ついでに鑑賞したのだが、それはやってはいけないことだった…

『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』あらすじ

テニスが一大ムーブメントだった1980年。世界王者ボルグの前に、栄冠の座を奪いにくる若造マッケンローの姿があった。彼は荒くれ者で、毎回暴言で会場を困惑の渦に巻き込んでいた。彼は何故暴力的なのか?ボルグは彼に自分の人生を重ね合わせていく。一方、ボルグは過去を乗り越えるために、ボルグ目指して試合をこなしていた…

パワープレイ

ビョルン・ボルグとジョン・マッケンローの死闘を描いた作品。これを『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』『寝ても覚めても』という傑作を観た後に鑑賞してはいけない。鈍重な脚本に、睡魔が襲ってきます。

最強のテニスプレイヤー:ビョルン・ボルグの前に立ちはだかったのは、荒くれの若僧ジョン・マッケンローだった。マッケンローは何故こうも荒れているのかを解き明かし、同時にボルグも過去を振り返る。そして、決勝戦に向かっていく内容なのだが、ボルグとマッケンローの人生が余りに似ていて、2回同じ話を観ているようなかったるさがあった。マッケンローが神であるボルグを倒す話、ボルグが彼に自信を重ね合わせているのは表情で分かるので、焦点をマッケンローに絞ったほうが良い気がした。

また、肝心な決勝戦。カッコイイ、点数表示とカット割りで一見すると良さそうに見えるが、球の軌道を捉えていない。ホンモノの試合を再現できない為、誤魔化し誤魔化しで試合を描いているように見えた。まあ、超人の闘いを再現するのは難しい。それは分かるが、しっかり球の軌道を魅せてほしかった。

パワープレイが目立った作品でした。

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