第75回ヴェネチア国際映画祭(2018)ラインナップ発表カンヌ落選組(?)、Netflix難民流れ込む

コンペ作品その1

1.THE MOUNTAIN

監督:リック・アルヴァーソン
出演:タイ・シェリダン、ジェフ・ゴールドブラム

日本では無名のインディーズ監督リック・アルヴァーソン最新作。詳細不明。

2.DOUBLES VIES

監督:オリヴィエ・アサイヤス
出演:ギヨーム・カネ、ジュリエット・ビノシュ

『アクトレス〜女たちの舞台〜』『パーソナル・ショッパー』とカンヌの常連で、最近ではロマン・ポランスキーの『告白小説、その結末』の脚本に携わったオリヴィエ・アサイヤス監督最新作。作家と編集者のアランとレオナールが業界の新しい慣習に圧倒される。互いに、業界の中で居場所を作るため共闘するうちに惹かれ合うという内容。『告白小説、その結末』は、予行練習だったのだろうか?

3.THE SISTERS BROTHERS

監督:ジャック・オーディアル
出演:ホアキン・フェニックス、ジョン・C・ライリー

ディーパンの闘い

』でパルムドールを受賞したジャック・オーディアルが手がける西部劇。1850年オレゴン州を舞台に、悪名高きシスターズ・ブラザーズに狙われる黄金採掘者の逃走劇を描く。シスターズ・ブラザーズをホアキン・フェニックス、ジョン・C・ライリーが演じ、彼らに終われる男をジェイク・ギレンホールが演じている。これはアカデミー賞主演/助演男優賞候補か?

4.FIRST MAN

監督:デイミアン・チャゼル
出演:ライアン・ゴズリング、ジェイソン・クラーク

来年度アカデミー賞最有力候補。予告編を観ると、デヴィッド・フィンチャー感しかないのだが、あの『セッション

』『ラ・ラ・ランド

』のデイミアン・チャゼル最新作です。「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」の名言でお馴染みニール・アームストロングが1969年7月20日に月面着陸するミッションにフォーカスを当てた伝記映画です。

5.THE BALLAD OF BUSTER SCRUGGS

監督:コーエン兄弟
出演:ジェームズ・フランコ、リーアム・ニーソン

Netflix&コーエン兄弟タッグ作。てっきりドラマシリーズになるのかと思いきや、一本の映画に収まった(もしかしたら『親愛なる白人様』や『伊藤くん A to E』のように、映画版とドラマ版両方公開なのかもしれない)!しかもコーエン兄弟初デジタル撮影作品。現在の時点ではBuster Scruggsという男を中心とした6つの異なる物語からなる西部劇というところまでしかわかっていません。6話を2時間ちょいにまとめたのだろうか?

→NEXT:コンペティション部門その2

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