“Ç”「ペット」あの…スイートピーの家に「鳥」のポスター??

ペット(2016)
THE SECRET LIFE OF PETS(2016)

監督:クリス・ルノーヤー,
ロウ・チェイニー
吹き替え:バナナマン(設楽統、日村勇紀)、中尾隆聖、山寺宏一etc

評価:55点

ミニオンズ」でお馴染みイルミネーション社による愉快なアニメーションがこの夏に登場!

ペットを飼ったことのある方なら誰しもが感じる、「お出かけしている間ペットは何をしているのだろう?」という疑問に答えた作品らしい。しかも、吹き替えはバナナマン!敵役のうさぎの声優はドラゴンボールのフリーザ、ばいきんまんの声でお馴染み中尾隆聖。これは期待ができるぞ…

「ペット」あらすじ

俺、元捨て犬マックス!ニューヨークで超絶優しいケイティに拾われて天国ライフだぜ!でも、そんな天国ライフをぶちこわす緊急事態が発生!ケイティが謎のデカ犬デュークを連れ込んできやがった!寝床も飯も奪われ、仁義なき戦いが勃発!ニューヨークの街を舞台に血で血を洗う戦争をしていたら…迷子に…Where is my home?

たまには軽いアニメを…

ここ数年、ディズニーやピクサーはドンドン重いテーマをアニメの中に詰め込んできて、「ズートピア」や「ファインディング・ドリー」等大人になればなるほど気軽に楽しめなくなってきている。もちろん、これらの作品は娯楽として常に一定基準は超えてくるのだが、たまには軽いスナックアニメを観たいもの。イルミネーション社はディズニーやピクサーに対して徹底的に軽さを追求した作品作りでポジショニングを行っているだけに、今回も十分楽しめる作品となった。

はっきりいって、深いテーマはない。単純なデブと真面目の珍道中終わりである。

↑スティーブ・マーティンの「大災難P.T.A.」のような感じ。デブがとにかくウザイですwタイトルのP.T.A.は保護者会でお馴染みのあれではないぞ!Plane(飛行機)Train(列車)Automobile(自動車)の略だ。デブと真面目が様々な交通機関を使って旅する映画だ。敵役のうさぎも、どこか間抜けで結局のところ動物同士のじゃれあい程度だ。

マックスとデュークが行方不明になり飼い主が悲しむシーンすらない

しかし、純粋に本作には「面白さ」がある。例えば、鳥のスイートピーは飼い主が外に出るとリモコンのスイッチを入れ、シューティングゲームに励んだり、豪邸に住む犬のレナードは、動物パーティを開催!ヘビメタをガンガン流しながら一日を楽しむ。猫のクロエは冷蔵庫の肉をゲットしようと奮闘する。制作陣はどんだけアイデアを絞り出したのかと思うほど手数が多く、どれもユニークだ!

考えれば、映画は娯楽である楽しんでなんぼだ。最近、ブログを毎日書いたり、人にオススメ映画を論理的に紹介したりする機会が多く忘れかけていた「娯楽性」を思い出させてくれた作品でした。本作は、バナナマンがとにかく安定の演技を魅せてくれているので、吹き替え版オススメですぞ~

小ネタ1:Stayin alive

本作で劇中にビージーズの「ステイン・アライブ(Stayin alive)」が流れるシーンがあるが、あれは「サタデー・ナイト・フィーバー」の影響を受けています。まさに物語の舞台はNY!ブルックリンでペンキ屋として働くしがない男がマンハッタンの女と将来を築く為、ディスコで行われるダンスコンテストに挑む作品だ!
↑グッチ雄三もパロディで歌って踊ったぞw

小ネタ2:スイートピーの部屋

恐らくなんだけれども、鳥のスイートピーの飼い主の部屋に飾ってあるポスターがヒッチコックの「鳥」である。大量の鳥が、人々を襲うホラー映画なのだが、飼い主さんクレイジー過ぎじゃない?ブンブンの目の錯覚だと信じたい。ちなみに、モルモットの飼い主の部屋にはミニオンズの置物があるよ!

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