絞殺魔(1968)
The Boston Strangler(1968)
監督:リチャード・フライシャー
出演:トニー・カーティス、
ヘンリー・フォンダ、
ジョージ・ケネディetc
評価:75点
黒沢清のオールタイムベストに常に入っており、またキーファー・サザーランドの名作ドラマ「24」の画面分割技法の引用元にもなっている「絞殺魔」を観てみた。画面分割が凄いことになっているらしいが果たして…
「絞殺魔」あらすじ
1962年から1964年に起きたボストン絞殺魔事件の映画化。ボストンで無差別殺人事件が発生。警察は容疑者を捕まえていくが、一向に殺人は収まらず捜査は難航していく…
デ・パルマとは違った画面分割
「画面分割」と言えば、ブライアン・デ・パルマの専売特許のイメージがある。しかしながら、本作を観ると、デ・パルマの演出が霞む程すさまじい画面分割であった。屍体が映し出される画面とおばちゃんが屍体を発見するまでの画面が共存している。観客は、「おばちゃん!そっそれは開けちゃダメだ!」と叫びたくなるであろう。
本作は一応犯人らしき人物は捕まるが、後に真犯人は冤罪だった説が浮上した迷宮入り事件。結末が微妙なだけに、映画化するには相当の技量がいる。しかしながら、本作は上記のようなアヴァンギャルドな演出でもってここまで面白く仕上げた。似たような案件のデヴィッド・フィンチャー監督作「ゾディアック」に近い興奮がそこにはあった。
黒沢清への影響は…
それにしても、黒沢清が大好きな映画ってことで観たのだが、黒沢清の映画に影響を与えている感じはあまり見受けられなかった。確かに、屍体の映し方は黒沢清っぽいが、さほど影響を受けていないように見える。結構、多くの監督が自分の好きな映画の技法をまんま使用したりする中、この抑えっぷりは凄いなーと感じた。
とにかく、この「絞殺魔」は一級のサスペンスであるのは間違いないので、サスペンス映画好きは是非一見を!













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