“Ç”「僕だけがいない街」君は有村架純派?それとも石田ゆり子派?試写会レビュー

僕だけがいない街(2016)

僕だけがいない街

監督:平川雄一朗
出演:藤原竜也、有村架純、石田ゆり子etc

評価:70点

映画ファンの集い関係の試写で
3/19(土)より新宿ピカデリー他
にて公開の「僕だけがいない街」
を観てきました。

映画化する前に原作漫画の1巻
だけ読んで、「バタフライ・エフェクト」
のようなブンブンの好き系タイムリープ
の気配がしたので期待していたら
良い意味で裏切られましたよw

「僕だけがいない街」あらすじ

「このマンガがすごい!」3年連続ランクイン、
三部けいの同名漫画が原作。

凄惨な事故を解決するまで、
時間を巻き戻されてしまう
「リバイバル」現象に
悩まされる漫画家の藤沼悟。

ある日、母親が殺された
ことから18年前に
巻き戻されてしまう…
そう、18年前の
あの凄惨な連続誘拐殺人事件が
起きる直前に…

「バタフライ・エフェクト」に
見せかけて「ドラゴン・タトゥーの女」

本作、1巻しか読んでいないブンブンは
てっきり、過去と現実を行き来し
皆を救おうとするものの誰か
必ず犠牲者が出て悶々とする話だと
思っていました。

まあ、確かにそうなんですが、
主人公・藤沼悟が18年前に
飛ばされてから、どうやら
「ドラゴン・タトゥーの女」
が色濃く表れてきます。

つまり!メンヘラ女子を
救う話なのだ!
18年前の連続殺人事件で
殺される予定のメンヘラ女子を
どうにか救おうとしていく
藤沼悟。しかし、感情表現が
乏しい彼女はなかなか一筋縄じゃ
いかない。

その彼女を一皮一皮はいで、
美しさを見出す彼。
段々、その女の子が可愛く
みえるんですね~
まさに、「ドラゴン・タトゥーの女」
のルーニー・マーラの
魅惑がこんなところで感じられます!
そんな女の子を演じた鈴木梨央
の演技に注目です。

有村架純VS石田ゆり子

そう、本作はやたらと
女性をかわいく魅せるのに
特化した作品なのだ!!

私の好みである有村架純も
これだけ長時間アップで、
しかも笑顔を魅せてくれる
映画はありませんよ(*^_^*)
萌え死にしそうになりました。

また、原作通り藤沼の母親役も
石田ゆり子と
若く見えかわいい女性を演じさせています。
そう、観ている男子は途中から
有村架純と石田ゆり子
どちらを凝視すれば良いか
悩むほどのハイレベルな
キュート対決が観られるのである。

肝心な中身は?

これだけ聞くと、
「へっ、お母さん殺人事件の謎は?」
ってか本当にミステリー映画、
面白いの?
と思うかもしれませんがこれが
面白い。

確かに映画の尺の都合上
2時間に圧縮されている為、
省略が多く無理をしているように見える。

しかし、それがかえって物語の
テンポが良い意味で速くなっていたりする。
次々と生まれる謎を後半で無理なく
解決していく。
次はどうなるの?どうなるの?
とのめり込むのだ。

監督の平川雄一朗は
あの忌まわしき「ROOKIES-卒業-」
手がけた人ではあるが、
今となってはこんなに複雑で
込み入った話を2時間に
濃縮。女の子をここまで
魅力的に演出できる
スーパー監督になったと思うと
映画人として嬉しくなる。

そんな「僕だけがいない街」
は3/19より全国公開なので
是非劇場でウォッチしてみてください!

関連項目:有村架純映画

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