異色の難病もの「きっと、星のせいじゃない。」
監督:ジョシュ・ボーン
出演:シェレン・ウッドレイ、
エンゼル・エルゴート
留学初日に飛行機で観た
ヒューマンドラマ
「The fault in our stars」
めっちゃ面白いのだが、
日本で公開するのかなー
と思いきや、
日本で公開が決まった
ようでTOHOシネマズ
で宣伝が始まっているらしい。
しかし、邦題が…
「きっと、星のせいじゃない。」
おいおい、ダサくねえか?
原題は「The fault in our stars」
ジョン・グリーン原作小説の
映画化だが、その邦題訳が
分からんぞ。直訳すると
「星の数だけの誤り」
原作邦題は
「さよならを待つふたりのために」
まあ確かに題名は、
「ジュリアス・シーザー」の
「運命の星のせいではなく、
罪は自分にある」から引用されて
いるか、『きっと』のライトさ
と何の星に責任を押し付けるのか
わからない邦題はちと問題だぞw
ストーリーは、
甲状腺ガン患者の少女がセミナーで
出会った右足を失った男と
意気投合。
「好きな本の作者に会おう」
という男の無茶ぶりを
叶えオランダに人生をかけた
命がけの旅をする…
なんか病気ものって最初から
お涙頂戴しんみりもの、あるいは
スポ根ものになることが多いが、
この作品はどちらにも属さない
異色な作品である。
アウトローなヒロイン
主人公の少女がとにかくアウトロー、
親切、面倒見が良い両親に対し
常に斜めに構えている。
「ハイハイ、施設に行けば喜ぶんでしょ、だから行ったるよ」
みたいな感じ。
「弱者を憐れんでるでしょー」
とあからさまに魅せつける人とか
映画は正直嫌いなだけに、
この主人公設定にはアッと
言わせられた。
んで、彼女の彼氏はタバコを
咥えカッコつけるし、
施設の仲間である家に
武器持って襲撃いくわ…
何かただもんじゃない。
しかも、オランダに渡った
後の話もかなりクセの
ある展開に…
しかも、
こんなアウトローな話なのに
泣けるから怖い。
施設の人の限られた人生を
無茶やって華麗に散る様子。
こういう人生いいなと思う。
なんか全然ジャンル違いだけれど
「明日に向かって撃て」を
思い出した。
ビデオスルーにせず、
日本公開が決定したことは
いいことだが…
ただ、頼む邦題は変えてくれ!
「きっと、星のせいじゃない。」予告編
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