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3/25公開のパキスタン映画「娘よ」が「怒りのデス・ロード」過ぎた件

3/25公開のパキスタン映画「娘よ」が「怒りのデス・ロード」過ぎた件

娘よ(2014)
原題:DUKHTAR
英題:Daughter


監督:アフィア・ナサニエル
出演:サミア・ムムターズ、
サレア・アーレフetc

評価:80点

今週末3/25より
岩波ホールで
日本初のパキスタン映画が
公開される。

女性監督である
アフィア・ナサニエルが
デビュー作として撮った本作は、
パキスタンで起きた実話を基に、
10年の準備期間を経て製作し、
アカデミー賞パキスタン代表にも
選ばれた作品。

これが、なななんと
マッド・マックス/怒りのデス・ロード
そのものでした…

「娘よ」あらすじ

パキスタン、インド、中国国境に立つ
カラコルム山脈では、様々な民族が
微妙な均衡を保っていた。
ある日、とある部族が
トラブル解決のために、
少女を差し出すことになった。

母親は、娘に厭な思いをさせまいと
部族を脱出し、道中で見つけた
トラック運転手を利用し
逃亡を図る…

そこには、マックスが、
フュリオサがいた

あらすじを読むと、あれっつ
どこかで聞いたことのある
ストーリーだと思う。

しかし、実際に観てみると、
まさしくあの映画だった。

そう、「マッド・マックス/
怒りのデス・ロード」だ!
しかし、本作が凄いところは、
「怒りのデス・ロード」以前に
製作された作品だということだ。
さらに言うならば、女性監督が、
それもデビュー作で撮っている
ことにある。

Twitter上で今、
「モアナと伝説の海」
「怒りのデス・ロード」だと
騒がれている。
あちらは実際に確信犯として
「怒りのデス・ロード」要素を
入れているのだが、
演出上、冗長に感じてしまう。

しかし、この「娘よ」は全く
失踪することなく93分を駆け抜ける

村の掟に従うと、悲惨な目に遭うこと
を知っている母親は、
娘を連れて狭い路地を駆け抜けていく。
敵の数は多く、「こりゃ無理だ!」
と思わせられる。そんな絶望の
淵の淵を華麗に駆け抜けていく
サスペンスとしての演出、
アクションとしての演出が
「本当に監督1作目?」と
思う程美しい。

↑逃走車のど派手さは
「怒りのデス・ロード」そのもの。

さらに「マッド・マックス/
怒りのデス・ロード」同様、
キャラクターから車まで
個性的で、そのキャラクター
描写が人間味溢れるのだ。

村の長の武器商人感。
極悪なんだけれども、
どこか憎めない感じ、
トラック運転手の
やる気なさげだが、
やるときは女を守る
その心意気。あっつマックスじゃん!
力強く逃げる母親…フュリオサじゃん!
画面に引き込まれない
訳がない。

おまけに、音楽が
パキスタンの民族音楽で、
太鼓による絶妙な高揚感が
観客のボルテージをさらに上げる。

まさに、
2015年
初めて「マッド・マックス/
怒りのデス・ロード」を
観たあの時の興奮が
舞い戻ってきました!

V8もやり、絶叫上映にも参加し、
モノクロ版も観て、飽きてきた
そこのあなたにオススメしたい
一本。格式高い岩波ホール公開
ですが、是非このパキスタン映画で
ヒャッハーしてください!

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