【Netflix】『BLUE/ブルー』あるいは吉田恵輔の『ゴングなき戦い』
BLUE/ブルー(2021) 監督:吉田恵輔 出演:松山ケンイチ、木村文乃、柄本時生、東出昌大、守谷周徒、吉永アユリ、長瀬絹也、松浦慎一郎、松木大輔、竹原ピストルetc 評価:80点 おはようございます、チェ・ブンブンで…
BLUE/ブルー(2021) 監督:吉田恵輔 出演:松山ケンイチ、木村文乃、柄本時生、東出昌大、守谷周徒、吉永アユリ、長瀬絹也、松浦慎一郎、松木大輔、竹原ピストルetc 評価:80点 おはようございます、チェ・ブンブンで…
日本はアニメになればどのような内容であっても関心の目が向けられる傾向にある。『風立ちぬ』や『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のようにもし劇映画であれば大人向けで奥深い内容故コアなファンぐらいにしか見向きもされない内容が、アニメであれば老若男女が楽しみ、数々の考察がなされる。ひょっとすると「失われた時を求めて」や「重力の虹」といった難解小説もアニメ化したら社会現象になるのではと期待したりする。
#ダダーン
皆さん、カメルーンをご存知だろうか?アフリカ西南部にある国で、ニシローランドゴリラの生息地で有名な世界遺産ジャー動物保護区がある場所だ。なんと、Netflixではそんなカメルーンの映画が観られるのです。タイトルは『漁村の片隅で』。カメルーンの貧しい漁村で暮らす女の子が父親の監視を回避しつつ学校に勉強をするエクストリーム登校映画だ。こんな作品が観られるのはNetflixだけ。
今年の初めの方にclubhouseでオススメされた日本映画『人魚伝説』。Netflixにあることは前々から知っていたのですが、本業が忙しく中々観られなかった。夏休みなので観てみたのですが、これがめちゃくちゃ面白かった。『狂い咲きサンダーロード』や『太陽を盗んだ男』に匹敵するパワフルなアクション映画でした。
ウィリアム・キャッスルが「世にも奇妙な物語」のタモリのように登場して、「叫びはショックを軽減させる。だから時が来たら叫ぶのです。ビリビリとしたものが来るかもしれない。そうしたら叫ぶのです。」と語る。実は、本作は劇場の一部が電気椅子となっており、怪物ティングラーが現れると電気ショックが発生するのだ。そして観客に叫ばせることでチープな怪物ティングラーに魅力を与えようと試みている。
コップ・ムービー(2021)A COP MOVIEUna Pelicula de Policias 監督:アロンソ・ルイスパラシオス出演:ラウル・ブリオネス、モニカ・デル・カルメンetc 評価:75点 おはようございます…
ゲームオーバー!(2018)Game Over, Man! 監督:カイル・ニューアチェック出演:アダム・ディヴァイン、アンダーズ・ホーム、ブレイク・アンダーソン、ロックリン・マンローetc 評価:75点 おはようございま…
隔たる世界の2人(2020)Two Distant Strangers 監督:トレイボン・フリー、マーティン・デズモンド・ロー出演:ジョーイ・バッドアス、アンドリュー・ハワード、Zaria Simone、Mona Sis…
MITメディア・ラボで学ぶジョイ・ブオラムウィーニはSFから着想を得て作品制作を行う課題に顔認証技術を採用する。しかし、黒人である彼女の顔は中々認識してくれない。調査をする中で、女性よりも男性、有色人種よりも白人の方がAIは認識しやすい事実に辿り着く。肌の色が違うぐらいなら物理法則に当てはめれば容易に認識してくれそうなものなのにどうしたことか?ここから彼女の探求の旅は始まる。その中で様々な研究者がAIに潜む偏見の存在に気づきはじめていることを知る。AIは膨大な情報を解析するだけだ。その情報が誤っていれば、誤った結果が出力される。これは意図しないところで起きたりするのだ。
そんなルービックキューブ界に神童がいた。フェリックス・ゼムデグスだ。彼は幼少期にルービックキューブに取り憑かれ、次々と世界大会の栄冠を勝ち取り、世界記録を幾つも持っている人物だ。しかし、2017年に彼を脅かす存在が現れた。マックス・パークだ。youtubeに片手でルービックキューブを揃える男の動画が出現した。フェリックスは挑戦してみたが、この謎の男のスピードには勝てなかった。やがて彼は表舞台に現れる。マックス・パークは淡々と大会を勝ち進んでいき、フェリックスの世界記録を次々と破り始めるのだ。そんな彼にもドラマがある。彼は自閉症を患っていた。彼に幸せになってほしいと願う家族は様々な方法を試す中でルービックキューブに手応えを感じる。自閉症の人が難しいとされる行動、人を指差しする、人の行動に合わせるといったことが大会を通じて身についていく。そこに家族は嬉しさを感じる一方で、いずれ訪れるであろう挫折や敗北をいかに処理していくのかを不安視していた。