IN MY ROOM(2018)
監督:ウルリヒ・ケーラー
出演:ハンス・レーヴ、エレナ・ラドニッチ、ミヒャエル・ヴィッテンボルンetc
評価:50点
おはようございます、チェ・ブンブンです。
MUBIでウルリヒ・ケーラー『IN MY ROOM』を観た。ウルリヒ・ケーラーといえば『ありがとう、トニ・エルドマン』 マーレン・アデ監督のパートナーとして知られており、日本では東京国際映画祭で『スリーピング・シックネス』、アテネ・フランセで『バンガロー』が上映された程度であまり知られていない監督だ。わたし自身『IN MY ROOM』が初ウルリヒ・ケーラーであった。
『IN MY ROOM』あらすじ
A bored man suddenly realizes everyone around him has disappeared though he isn’t sure what happened.
訳:退屈していた男は、突然周囲の人々が全員消えていることに気づくが、何が起こったのかはよく分からない。
騒々しい社会の終焉
本作は『クワイエット・アース』に近い内容で、ある日世界から人が消えてしまうというSF映画としては古典的な内容となっている。しかし、通常この手の映画は人がいなくなった世界から物語を始めるのだが、本作では中盤に持ってきている。映画の前半では、人が密集しストレスフルな社会をドキュメンタリータッチで描いていく。現代における煩わしい人間関係を描いた上で、人間がいなくなった世界という実験室にて心理を描こうとしているのだ。とはいえ、この手のテーマは手垢がついており、また我々もよく考える話ではあるので結局のところ新規性に欠けるものとなっているわけだが、クロード・ルルーシュ『ランデヴー』さながらの主観カーアクションに異様なまでの凝り方を魅せており、そのシーンだけは盛り上がるものがあった。











