CRYSTAL FAIRY & THE MAGICAL CACTUS(2013)
監督:Sebastián Silva
出演:マイケル・セラ、GABY HOFFMANN、JUAN ANDRÉS SILVA etc
評価:60点
おはようございます、チェ・ブンブンです。
MUBIで面白そうなチリのロードムービーを見つけた。これが割ととんでも映画であった。
『CRYSTAL FAIRY & THE MAGICAL CACTUS』あらすじ
While on a trip in Chile with friends, insensitive American Jamie drunkenly invites an eccentric woman to join them and experience the hallucinogenic San Pedro cactus. The woman’s free nature clashes with Jamie’s self-absorbed personality as they head to the desert for their psychedelic trip.
訳:友人たちとチリ旅行中、無神経なアメリカ人ジェイミーは酔った勢いで風変わりな女性を誘い、幻覚作用のあるサンペドロサボテンを体験する。その女性の自由な性格とジェイミーの自己中心的な性格がぶつかり合いながら、彼らはサイケデリックな旅のために砂漠へと向かう。
ガンギマリサボテンを追え!
チャラい飲み会から旅は始まる。チャラ男たちの目的は幻覚作用のあるサンペドロサボテンをゲットしガン決まることだ。太陽が黄土を照らす爽快な大地を旅する。目的が目的なのでダラダラ、行き当たりばったりな旅となる。トラベルジャンキーには堪らない情景や人間関係が描かれるのだが、そこに「私はクリスタルの妖精なの」と自称する女がスパイスとして加わる。自由奔放で常時ガン決まっている女と旅する中で、庭先にデカいサボテンが生えている。それを買収しようとするが失敗する。そうこうしているうちに主人公が作戦を敢行。仲間がサボテンの所有者と談笑している間に、庭先のサボテンを切り落として持ち去っていくのだ。あまりの超展開に爆笑した。現実のジャンキー旅ならありそうだが、映画にすると全体の内容的にこじんまりとしてしまう。でもこの映画はジャンキーがガンギマリサボテンを盗むシーンを見せ場として持ってきたのだ。あまりの衝撃に朝の通勤電車ですっかり目が覚めた私なのであった。
※MUBIより画像引用