裸の拍車(1953)
THE NAKED SPUR
監督:アンソニー・マン
出演:ジェームズ・スチュワート、ジャネット・リー、ロバート・ライアン、ラルフ・ミーカー、ミラード・ミッチェルetc
評価:85点
おはようございます、チェ・ブンブンです。
「死ぬまでに観たい映画1001本」掲載の西部劇『裸の拍車』を観ました。アンソニー・マンは活劇が上手いと噂を聞いたのですが果たして…
『裸の拍車』あらすじ
アンソニー・マン監督、ジェームズ・スチュアート主演による西部劇。金鉱探しの老人と騎兵隊を追われた中尉と共に5,000ドルの賞金がかかった強盗を追っていた男が、目当ての女連れの強盗を捕え護送することに。さまざまな思惑を抱えた5人の旅を描く。
※Amazonより引用
落石注意!
この映画は冒頭の落石アクションがとにかく面白い。二人の男が旅をしている。すると、突然落石が降ってくる。どうも、崖の上に誰かがいて命を狙っているらしい。銃を撃つが全く当たらない。そこへ、謎の男が現れる。なんか協力してくれるらしい。でも、一人はその男が鬱陶しく思っている。一人に銃で威嚇射撃をしている間に、崖を登り始める。だが中々登れない。謎の男が「手伝おう」と勝手に登り始める。ようやく、落石男の正体が分かり、捕まえようとすると背後から彼の仲間である女が現れる。次々と形成が逆転する中で、5人は一つのパーティとなり冒険することとなるのだ。
人間というのは、敵対関係にあっても複雑な政治関係で時に仲間として結ばれることがある。堅く結ばれているが、一歩間違えれば裏切られる。西部開拓時代、自分の身は自分で守るしかない時代の人間臭い友情と裏切りをアンソニー・マンは重厚な冒頭のアクションで説得力を持たせるのだ。
他にも観応えあるアクションはあり、死体の足に向かって発砲する場面のスリルにはたまらないカッコよさがありました。
※MUBIより画像引用