僕は猟師になった(2020)
監督:川原愛子
評価:60点
映画呑みで「ブンブンさんには是非観ていただきたい。」と激推しされましたので、ユーロスペースで観てきました。
『僕は猟師になった』あらすじ
2008年に出版された「ぼくは猟師になった」で知られる、わな猟師・千松信也さんに密着したドキュメンタリー。2018年にNHKで放送された「ノーナレ けもの道 京都いのちの」の取材スタッフが300日追加取材した約2年間の映像に池松壮亮のナレーションを加え、劇場版作品として再構成した。京都大学卒の現役猟師という経歴を持ち、京都の街と山の境に暮らす千松さん。ワナでとらえたイノシシやシカを木などで殴打し気絶させ、ナイフでとどめをさす。自然の中で命と向き合う千松さんの日常から真の豊かさとは何かを問いかけていく。
※映画.comより引用
京都にいるモンスターハンター
京都山間部で猟師として暮らす一家を追ったNHKのドキュメンタリー。社会に出たはいいが、やりたいことが見つからず色々転々とし、時には戦闘地域で働いていた男が行き着いたのは《猟師》だった。11月〜3月までの期間、男は京都山間部で罠を張り猪を殺す。殺した猪は、出汁を取りラーメンにしたり、胆嚢を干して薬を作ったりしている。そんな珍しい生き様にカメラは向けられるのだが、心臓の悪い方はびっくりするだろう。いきなり猪を殴打し、酷い殺害が繰り広げられるのだ。
近年、山から鹿や猪が降りてきて町を荒らす為、生態系の均衡を保つ為に常駐する家族の壮絶な闘いと、《産業廃棄物》として焼却処分される猪、さらにはITを使用した遠隔捕獲システムを語る。普段目にすることのない視点の発展のさせ方は、蛇足に見えるところもあるのですが、新鮮で興味深いものがありました。
※映画.comより画像引用
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