『Honeyland』北マケドニアの奥地で失われる文明

ハニーランド(2019)
Honeyland

監督:Tamara Kotevska,Ljubomir Stefanov etc

評価:70点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

アカデミー賞前哨戦で『APOLLO 11』と並びディスカバリー映画枠で長編ドキュメンタリー賞を目指し奮闘している作品がある。それが北マケドニア映画『Honeyland』だ。北マケドニアの奥地の村の生き様を描いた本作は、批評家選出のドキュメンタリー賞で「ドキュメンタリーの最も魅力的な生きている主題(Most Compelling Living Subject of a Documentary)」賞を受賞している他、世界各国のドキュメンタリー賞を席巻している。そんな本作を観ました。

『Honeyland』あらすじ


The last female beehunter in Europe must save the bees and return the natural balance in Honeyland, when a family of nomadic beekeepers invade her land and threaten her livelihood. This film which is filmed in Macedonia is an exploration of an observational Indigenous visual narrative that deeply impacts our behavior towards natural resources and the human condition.
訳:ヨーロッパの最後の女性の養蜂家は、遊牧の養蜂家の家族が彼女の土地に侵入し、彼女の生計を脅かすときに、蜂を救い、ハニーランドの自然なバランスを取り戻さなければなりません。マケドニアで撮影されたこの映画は、天然資源と人間の状態に対する私たちの行動に深く影響を与える観察的な先住民の視覚的な物語の探求です。
IMDbより引用

北マケドニアの奥地で失われる文明

ドキュメント『夏をゆく人々』は、マケドニアの奥地の未知を描いている。石壁の中で、蜂蜜を作り、僅かな日銭を得て暮らしている村。子供達はオンボロトレーラーを住居とし、きゃっきゃ楽しそうに暮らしているが、廃墟になりつつあるのは観て明らかだ。移動民族であるこの村の住人は、死にゆく老婆、減る人口によって村の寿命が少ないことを悟る。そして子どもたちに、「お前らは一人前にならないといけない。」「荒野で生きていける覚悟はあるか?」と強い口調で現実の厳しさを教える。

本作は、伝統が消える瞬間、村が廃墟になる瞬間の微かな営みを美しい映像で捉えた作品だ。我々が知らないところで、新鮮な技術が運用され、後継者不足によって失われていく侘しさ。そして現代における移動民族の形とは何かを、ほとんど字幕なしで観察していく。

観るものは五感を働かせながら秘境に没入していき、切なさを感じていくのです。これはアカデミー賞に絡みそうですが、果たして『APOLLO11』を打倒できるのだろうか?

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