【Netflix】『シャフト(2019)』黒いジャガーはジュニアを育てる

シャフト(2019)
SHAFT

監督:ティム・ストーリー
出演:サミュエル・L・ジャクソン、ジェシー・アッシャー、リチャード・ラウンドトゥリーetc

評価:60点

おはようございます、チェ・ブンブンです。

Netflixでサミュエル・L・ジャクソン主演の『シャフト』が配信されました。これは1960年代~1970年代に流行した黒人の黒人による黒人の為の映画ジャンルブラックスプロイテーションの代表作『黒いジャガー』のリメイクの続編にあたります。ニック・フューリーことサミュエル・L・ジャクソンが主演ということで観てみました。

『シャフト』あらすじ


無頼漢な探偵ジョン・シャフトの前に突然現れたのは、長年疎遠だった息子。力を貸して欲しいという彼は、自分とは似ても似つかない生真面目な男に育ったようで…。
※Netflixより引用

コミカル師弟もの

本作は、黒いジャガーことジョン・シャフトが息子を一人前の男に仕立て上げる漢のドラマとなっています。息子はFBIの分析官として、決して銃を持たない非暴力スタイルで調査をしているのですが、案の定ギャングの巣窟で痛い目に遭ってしまう。そんなひよっこシャフトJr.に痺れを切らした父シャフトが、「捜査とはこうやるんだよ!」と彼に調教を施します。ゴムショットガンで相手を気絶させる。Jr.は実弾じゃないと安心するのも束の間、「急に反撃されないようにこうするんだよ」と足を撃ち抜き、タマを潰しながら尋問します。ブラックスプロイテーションさながらの血も涙もないアクションなのだが、サミュエルがやっているから妙にコミカルで面白い。

そしてなんと、1作目『黒いジャガー』の主人公役リチャード・ラウンドトゥリーもおじいさん役として出演し、『SHAFT』ユニバースがASSEMBLEする胸熱シーンもあります。残念ながら、『黒いジャガー』のグルーヴな音楽と、颯爽と敵を殺していくリチャード・ラウンドトゥリーのかっこよさが大好きなブンブンとしては甘ったるいところがあったり、そもそも映画の作り方が映画というよりかはテレビシリーズっぽい演出だったので、頂点まで興奮が舞い上がることはなかったのですが、仕事疲れを癒すアクション映画としてオススメです。

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